2018年02月10日
駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-42 胴縁の鋼材の最終チェック
外壁を貼る為の胴縁の設置工事が進んできました。
声を大にして言いたい事があるのですが・・・
木造住宅の場合なら外壁とそれを貼る柱は、必ず基礎の上に乗せて重さを受け止めさせるのですが、
重量鉄骨ラーメン構造の場合、離すのです。 敢えて乗せない造りにします。
なんで? 乗せると弱くなるからです。
主要な柱と梁の枠組みだけで建物の構造を持たせるので
外壁や窓などは柱側に背負わせる造りになるのです。
とは言え、胴縁の鉄骨が重みで撓む(たわむ)と外壁が損傷するので
ピンポイントではありますが撓み防止用のボルトを取り付けておきます。
開口部。ここは玄関ドアを設置する部分。
鉄骨が傾いていないか? 下げ振りで確認中です。
吊元は鉄骨から5cm離れて紐が張ってありますから、一番下も5cmじゃないと不合格です。
イタリアの世界遺産ピサの斜塔。 どのくらい傾いているか下げ振りで測ってみたい。
一時期傾斜が6度くらいまで増大して倒壊の危惧があって立ち入り禁止になったらしいですが、
改修工事で4度まで戻せたので、現在はとりあえず安全とされているそうです。
蒔田