前回の■豆知識-2■では 「同じ工法、同じ仕様、設備なのに床面積が違うと坪単価が変わってしまう」 というお話でした。 今日は同じ面積、同じ造りでも坪単価が違う話です。 それは・・・建物の形状です。 |
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■豆知識-7■電球の色
昨日の外観写真の2枚目なんですが…照明の色が違うのがおわかりまですか?
2階はオレンジ色掛かっていて、3階は白というか、青白いに近いくらいです。
オレンジ色っぽい蛍光灯の事を「電球色」 青白い方を「昼白色(ちゅうはくしょく)」と呼びます。
照明を決める時には「色」までしっかりチェックが必要です。
これは照明の器具ではなくて、蛍光灯や球の決め方の違いだけです。
基本的に子供の勉強部屋とお年寄りのお部屋は昼白色をお勧めするのが一般的な傾向です。
コンビニの中と同じで、文字を読んだり微妙な色合いを識別したり
その他、視力が低下している場合は良いとされています。
電球色(オレンジっぽい)は落ち着きのある優しい雰囲気になりますからリビングや
玄関ホール、廊下、トイレなどにお勧めなんです。
洗面所・・・・・・? ファンデーションのノリのチェックがあるでしょうから昼白色かな?
タンス置き場の中は?黒と紺を間違えると(冠婚葬祭で)困るのでやはり昼白色。
問題はキッチンなんです。料理って包丁を使いますし、素材の鮮度を見るにも昼白色なんでしょうけど
でも、美味しそうに見えるのは断然電球色!!いつもココで皆さん悩むんですよー(><)
ダイニングの照明が電球色の場合、当然合わせたくなってきますしーー!
寝室は・・・・・・・・御自由に御夫婦で決めてください。
ムードの話が出たところで・・・・・(出てませんでした?)ダウンライトのお話。
例え昼白色の照明をメインに付けた場合でも併用してダウンライトを埋め込んでみたり
ブラケット(壁付け)や置き型スタンドを併設すると、映画を観たりお酒を飲んだりする時はオシャレになります♪
ナショナルさんHPです http://denko.panasonic.biz/Ebox/akarierabi/index.html
イメージ写真集もありました
http://denko.panasonic.biz/Ebox/akarierabi/gallery2008/index.html
■豆知識-6■天井裏活用
今日御契約いただきました沼津の御客様から
「ブログ!!いつも見ていますよ♪」って言っていただいた事が・・・すごく嬉しかったです。
これからも「頑張ろう!」って力が沸いてきます。
先日載せたレシピ6で「外壁に埋め込むポスト」ご紹介しましたが
採用する場合の位置なども打ち合わせさせていただきました♪
それと、2階の天井裏スペースを活用する方法についてお話が出ました。
方法としては、大きく別けて4つありまして・・・
1、使わない。
これは夏の暑さは屋根から伝わり易いので 屋根裏は利用しないで空気層として完全に分離し
天井裏にはギッシリと断熱材を施す。
2、屋根裏収納とする。
写真1の天井からハシゴが出てくる商品がありますので
これを登ると写真2の空間がとれます。
お雛さんや扇風機、ファンヒーターなどの収納もできます。
夏場は換気扇を回しておくと下の部屋の温度が乱れません。
3、写真3のようにロフトにする。
可動式のハシゴをセットする。
これは「2」の閉鎖的な収納よりも部屋の天井高がとれるので開放感がありますし
子供さんの遊びの空間にもできると思います。 ハシゴの昇り降りには十分御注意下さい。
4、勾配天井のままにしてロフトは造らない!!
特に人が集まるリビングなどの天井を斜めにして
天井高さを確保してみると贅沢な団欒が演出できると思います。(写真4)
※番外編!! 1階リビングからゆったりした階段で、2階に上がるとこんな風景が楽しめます(写真5と6)
屋根勾配に沿って内装を仕上げる場合は垂木の高さを大きくして、野地板の下に5センチ程の
通気層を確保し その下へと断熱工事を施工いたします。
これは熱の伝わりと、雨音対策になっています。
■豆知識-5■建前
先日御契約いただいたお客様から
実家の両親から骨組みを組む日には「建前」はやるものだよ!
と言われたらしくて、「やった方が良いでしょうか?」 とご質問がありました。
建前(たてまえ)とは、棟上げ(むねあげ)をした日に行う儀式の事で、最近では上棟式(じょうとうしき)や棟上げ式(むねあげしき)とも言います。
これはお施主様が工事の職人さん達への労をねぎらい、おもてなしをする儀式ですから
最終的にはお客様が判断する事です。
最近では、やるお宅とやらないお宅は半分半分な感じですね。
個人的な意見ですが…マイホームの新築には大きな費用が掛かっていますから
その上、職人さんへのご祝儀やお料理の手配など費用がかさむわけで…(><;);
基本的には無理にやる事はないと思っております。
昔のように大工の親方さんが工事を全部引き受けてる時代には当たり前の様にやっていました
地域によっては御近所の方に集まっていただいて、投げ餅をする習慣もあったくらいです。
今ではほとんどが住宅会社に以来されていると思いますので随分減ってきています。
建築システムからのアドバイスですか?
下記の3つの中から選んで下さい(笑)
1、大々的にやる!(笑)御近所の皆さんに紅白餅、四方餅、お菓子や5円玉と50円玉を蒔いて
仕出し料理のお振る舞いと日本酒でドンチャン騒ぎ!!予算30万円…冗談ですよ^^;
2、やらない。
3、あまりお金を掛けないように御一緒に予算を決めて無理のない範囲で儀式を行う。
その時には神主さんは呼ばず、私か社長が中心となって工事の安全と御家族のご健勝祈念する祭祀儀式を執り行います。
建前などは、特に御両親や親戚の方々からの強い御要望などがあった場合には…
完成してからも、後々言われるのイヤでしょうからその場合は「3番」あたりで^^/
5~10万でも十分立派な上棟式になりますから♪
■豆知識-4■引渡し日に「火」
完成して、お引き渡しの日には「火」を使う習わしがあるってご存知でしたか?
新しい家に「火」を入れてはじめて「完成」すると言われていたようです。
「火」を入れるとは、そのお宅に「生命(神)が宿る」事なのです。
ですからお引き渡し当日にガスコンロの「火」を点けることは
新しい環境をスタートさせるうえで大切な儀式だったようです。
昔は『釜戸に火を起してお米を炊く』行為でしたが・・・
え~~!? オール電化の場合は?? (><;); 今日のお引き渡しでお施主様から そんな慣わしの話題が出たものですから・・・ 記念すべき最初の「火?」(IH:インダクションヒーティング(Induction Heating)で 美味しい川根の新茶をごちそうになりました♪ 訂正:お茶っ葉のおかげでは無くて~~ とってもチャーミングなお嫁さん・だ・か・ら・美味しかったのです!!
景色は3階子供部屋からの風景です。
日当り、景色、風通しの3拍子揃って羨ましい限り♪
工事中の道路は第二東名です。
余談ですが・・・最近はIH専用の土鍋もあるようです
↓
http://www.kinto.co.jp/ihkakomi/
■豆知識-3■建物のカタチ
建物の間口と奥行きが10m×10m=100㎡の住宅【図1】と 4m×25m=100㎡の住宅【図2】で比べてみますと 例え同じ面積でも、細長く建てる方が、基礎コンクリートの量や外壁の施工面積が この場合ですと・・・約25%くらい増えてしてしまいます。 【図3】の中庭を作った『コの字』型だと【図1】より40%以上も増えます。 参考:図1の壁の全長40m 図2の壁の全長58m 図3の壁の全長69m 建物のカタチが、正方形か?長方形?だけではなく この話は、「正方形に近付けましょう」と言うお話ではなくて |
これからもし、何処かの現場見学会を覗きに行く機会がありましたら そんな視線からも見学してみて下さい。 特に床面積の数字には表れて来ない部分「バルコニー!!」 それだけで建築費が100万円違っていたりもするんですよ^^; 08/5/15 makita |
■豆知識-2■ 坪単価
「お宅の会社では坪当たりの単価は幾らですか?」
完成見学会の時のご質問や、お電話のお問い合わせで最も多い御質問です。
坪40万円ですか? 50万円かかりますか? 60万円になりますか?
この答えですが・・・例えば「この完成現場は坪50万円で完成しましたよ♪」とご説明いたしましても・・・
その説明を聞いた御客様がいざ家を建てる時になったら
その坪50万円と同じ造り方なのに、坪単価38万円で完成したり・・・
50万のつもりが坪単価60万になったり不思議な現象が起きるのです。
長くなりますが丁寧に書きますね。
【A】さんと【B】さんが家を建てるとします。
【A】さんは夫婦と子供2人の4人家族で、延べ床面積30坪の大きさ4LDKを希望しています。
【B】さんは夫婦と子供2人に御両親、妹さんの7人家族で
御商売が酒屋さんで一部店舗にもなるので70坪の大きな建物となり、6LDK+店舗です。
この場合 全く同じ工法で、同じ材料、水周り設備、サッシに至るまで仕様は全て同じ物を使った場合でも
坪単価は・・・
【A】さん宅は坪50万掛かりました。
【B】さんのお宅は坪38万円でできました。
この現象は、建物の費用を大きく2つに別けて計算すると分りやすいです。
【1】つ目は建物の箱の部分
基礎や骨組み、外壁、屋根、サッシ、各部屋の間仕切りや収納などのあくまでも箱部分。
【2】つ目は建物の大きさに関わらず必ず掛かる固定費
キッチン、お風呂、洗面、トイレなどの設備機器の金額から始まって
その設備を設置する為の電気配線、分電盤、メーター、水道の引き込み
給水配管、汚水、雑排水、雨水配管、浄化槽設置 給湯器 給湯配管
玄関ドア、下駄箱、階段 電話配管 インターホンなど・・・
この工事を(例え15坪の小さなお家であろうとも必要な固定費)を【2】とします。
【A】【B】どちらのお宅も、【1】の箱部分を坪当たり30万円で工事すると仮定して
【2】の固定費は建物の大小に関わらずどちらも1件当たり600万円掛かるものとします。
この場合【A】さんのお宅は
30坪×箱部分30万円=900万
固定費は600万円ですから合計1500万円 坪単価50万円で完成です。
外壁、屋根、サッシ、内装、キッチン、お風呂まで全て同じ物で建てる【B】さんの家は38万円で完成です♪
ええ??
内訳は・・・
床面積70坪×箱部分30万円=2100万円
固定費の一律600万円を足すと2700万円が建築費ですから
2700万円÷70坪=坪単価38万なのです。
ですから、坪単価38万円のお宅を拝見して気に入って
【A】さんが我が家を建てると50万円となります
例えば【C】さんという方がいて・・・・予算は1100万円だったので
コンパクトな3DKの20坪を建てた場合は
16坪×箱部分30万円=480万円
固定費600万円を合わせて1080万円の工事費で建てました!
坪単価を質問されたら・・・・
1080万÷床面積16坪=
「私の家は坪単価67万円(も?)掛かりました(><.).. って事になってしまうのです。 もうお分かりですよね。 建物の坪単価と言うのは 一軒一軒の御客様が建てる建物の大きさ(延べ床面積)によって 工事坪単価は変動するものですから 「当社では坪単価は○○万円です!」と一概に答えるのは怖い事なのです。 だって同じ物を使って建てた家なのに38万円の時もあれば67万円超える時もあるのですから/(><)
【A】さん宅1500万 【B】さん宅 2700万 【C】さん宅 1080万
検証結果、あまり坪単価にとらわれる事なく あくまでも建物の規模から算出される『総額』重視でいきましょう♪
※1坪とは1.82m×1.82m=3.3㎡(約畳2帖分)
8/4/19 makita 建築システム→https://www.k-sys.co.jp/index.html
■豆知識-1■ 地鎮祭
マイホーム新築工事に取り掛かる時に「地鎮祭」を行います。
この良く聞く「地鎮祭(じちんさい)」という言葉がですが
他には「事鎮祭(ことしずめまつり)」とか「地祭り(じまつり)」「鍬入れ式(くわいれ)」とも言う所もあります。
土地に宿っておられる神様方は
・大地主大神(おおことぬしのおおかみ)
・氏神(うじがみ)
・産土大神(うぶすなのおおかみ)
この神様をお迎えして土地を祓い清め、工事の安全を祈願するお祭りです。
これからここに長く住まうわけですから、家族が事故や病気、自然災害
などから守って頂くためにも、この土地に感謝の気持ちを表す儀式なんです。
当日用意するもの : 玉串料として3万円だけです。
(御祝儀袋に入れて「玉串料」と明記し 下には「名前」を書き、式の終了時に直接神主様にお渡しして下さい)
神饌物や竹、お神酒等は神主様と当社で全て準備致しますので御心配なさらないで下さい。
8/4/14 makita
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