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2008年02月25日

■豆知識ー12■増築

御質問をいただきました。

現在住んでいる木造2階建て住宅(築15年)に3階を増築して、そこに8畳間を2つ
造る事が可能でしょうか?の問いについてですが(ココに掲載の御了解をいただきました)

15年前の確認申請書や、基礎や骨組み等の構造図を拝見する前なので正確な事はわかりませんが

「かなり頑丈に造っていた」とはいえ、後々3階部分を増築する計画で建ててはいないとの事ですから
現実的に屋根を取り壊して、その上に3階を乗せる工事は不可能だと思います。
不可能と言うのは、建築許可が出ないと言う事です。 
一歩踏み込んで増築する仮定で構造計算をしても九分九厘「NG」の結果しかでないのです(><) 3階建ての建物を計画する時は、地盤の地耐力を基に 建物の荷重を計算して基礎や構造体(柱や梁、筋交い)を設計しております。 数年前に建物の耐震強度に関する事件があったので、昨年の6月20日から法改正と共に審査もかなり厳しくなりました。 そんな事も重なり15年前の2階建てを3階建てにする許可を取る事は困難です。 多少の補強程度でクリアーできるものではないとお考え下さいm(_ _)m

2008年02月20日

■豆知識-11■建ぺい率、容積率

昨日「容積率」という言葉をつかいましたが、家を建てる時にすごく重要な数字です。

売り土地の広告に「建60/容200」のような表示が必ずありますよね?
これは「建ぺい率」敷地の広さの60%までの大きさで建てて良いですよ!
   「容積率」敷地の広さの200%(2倍)までの「延べ床面積」までなら2、3階建てでも良いですよ!
って事なんです。

これも長くなりそうです。 ご存知の方も多いでしょうから飛ばして下さいm(_ _)m

例えば買おうとしている土地が幅8メートル、奥行き15メートルだとしましょう。
敷地面積120㎡(約36坪)です。 この土地の道路側に車を2台置く事を前提にして
家を建てると計画した場合 幅7メートル、奥行き10メートルくらいになります。(普通車2台分Pの奥へと建つので)
建物は70㎡(約21坪)になりますから70㎡÷敷地120㎡=58・33%ですからOK!建ぺい率60%以内に納まりました。

次に「容積率」のチェックです!
この70㎡(建築面積)で総2階にしたら「延べ床面積は」140㎡÷(敷地)120㎡=116%でOK! 容積率200%以内です。
この70㎡(建築面積)で総3階にしたら「延べ床面積は」210㎡÷(敷地)120㎡=175%でOK! 容積率200%以内です。

これなら(敷地36坪)わりとゆったり建てる事が可能ですね。
だって延べ床210㎡(63坪)の家なんて凄く大きい家になります。十分、二世帯住宅になりますから♪
36坪の敷地なんて私からしてみると・・・羨ましい条件です。

自分ん家は敷地26坪で、建ぺい率60% 容積率160%でしたからかなり厳しい条件なんです。

土地の候補が見つかり用途地域が分かれば 「建ぺい率」と「容積率」から、どのくらいの家が建ちそうか?おおよそ分かりますね♪

※用途地域によっての「建ぺい率/容積率」は異なります。参考までに。
第1種低層住居専用地域 40/80  
第1種中高層住居専用地域 60/160 ・ 60/200  
第1種住居専用地域 60/200  
第2種中高層住居専用地域 60/200  
第2種住居専用地域 60/200  
近隣商業地域 80/200 ・ 80/300
商業地域 80/400 ・ 80/500 ・ 80/600

注意:道路幅によって容積率が減るケース・道路斜線制限に掛かり部屋がつくれない・角地だと建ぺい率が10%UPする
細かな事がまだまだあります。 居室の採光面積が確保されない場合・バルコニーが建ぺい率に加算されてしまうケース
ビルトインガレージ部分が一部容積率に算入されないなど・・・・ 
具体的な事はお問い合わせ下さい。

2008年02月15日

■豆知識-10■家相・鬼門

やっぱり・・・下書きはできていましたので もったいぶるのはやめますm(_ _;)m
でもネタが・・・減ると少々焦りも感じている今日この頃で・・・

家造りに関して テレビ番組や雑誌、書物などで「家相」や「鬼門:きもん」についていろいろな情報があります。
これは解説なさる先生方や、お寺 宗派によっても内容は異なる事もあり これに加えて
風水の運気や、開運の間取り、占い的要素まで当てはめますと矛盾が生じる事が多々あります。
これはメンタル面で重大な事柄ですから、お施主様御家族の意向が
ある場合はそれに順応した間取りで安心していただいております。がっ!

終始、その事ばかりに目を奪われて本来の「住み心地」「使い良さ」を損ねたマイホームでは困ってしまいます(><) 新築祝いに来られた御客様が「えぇぇーーなんで??使いにくそうな間取り・・・」 なんて心の中で思われても悔しいですから。 まずは!基本的な「家相」とは・・・? からですね 家の中心から見た玄関やトイレ 火気 水廻り設備 お仏壇 神棚 床の間などを 「吉凶方位図」と照らし合わせて総合的に判断する事です。 また、鬼門(鬼[災い]が家の中に入って来る方角)は北東を「表鬼門」。南西を「裏鬼門」と呼びます。 これらは中国から来た陰陽道の考えから来たもので、この方角には玄関や勝手口 台所、便所、ゴミ溜めなどを造ってはならないと言われております。   「表鬼門に玄関があると不幸が訪れる」、「裏鬼門にキッチンをつくると家族が病気になる」と良く聞きますね~~!! 家相は10人の人が鑑定すると10通りの意見がある!と言われるくらいで お寺の住職さんや親戚のおばさん、近所の占い師さん、有名な風水の先生の本、細木数子先生などなど・・・・・・(><;);
「いっそのこと”家相はすべて迷信だ!”と切り捨ててしまいた~~い!!」とおっしゃる若夫婦もいらっしゃいました。

ところが・・・厄介な家相にも理にかなった知恵や経験から受け継がれたモノも、実はあるんですよ==3
南西の角の台所は西日が射し食材を痛ませるから食中毒に!
昔は釜戸(かまど)で薪を燃やしていたので煙が屋外に流れる位置に!
トイレも厠(かわや)といって風下に…母屋から少し離した場所に造り伝染病を防ぎ、
お風呂も薪で沸かしていましたから…火事にならない風向きを計算していたようです。
その習わしが今でも受け継がれているともいわれています。

今は冷蔵庫もエアコンもある時代のキッチン!
お風呂も薪をくめてウチワで扇いで「湯加減ど~~ぉぉお?」なんて沸かしませんしー
調理の煙も換気扇で外へ!トイレは水洗&下水道で一瞬にして道路下まで流れていきます。
そう考えますと家相と鬼門は最小限の不安要素だけは取り省いて・・・あとは
「明るくて、風通しの良い」「毎日の元気が出る」「最高に住み心地の良い」「楽しいマイホーム造り」に専念してみませんか^^/♪

注: でもお金をたくさん出す方が…一番口も出して良い決まりなので・・・・
それがお婆ちゃんだったら!その方の御意見は絶対に尊重しましょうね~~~^^;///

2008年02月10日

■豆知識-9■大安吉日

この6月は御契約を結んでくださる御客様が多くて大変嬉しい月となりました。
6月4日、13日、22日と毎週ですから、「より道」と「ちょっと一息」ばかりしている訳ではないですよ~^^/

契約の日時を決める時に必ず会話に出るのが「吉日に!」という事です。
契約日だけで無く、地鎮祭、上棟、お引き渡し日等、節目になる日は必ず「大安」「友引」を選びます。
おめでたい行事を「仏滅」や「赤口」にやるのはちょっと・・・・・ (><) これは六輝と言いまして、起源は室町時代にまでさかのぼります。 中国の春秋戦国時代に発祥した「陰陽五行説」が日本に伝わり、現在の六輝が確立したのではないか? と言われています。 「先勝」は午前中は「吉」。「先負」は午後が「吉」ですから お引っ越しや、買った家具の納入日などもカレンダーでチェックすると良いかもしれません♪ 引越センタ-さんから言わせると・・・・「仏滅の日は暇なので値引きしますよ~~!」らしいです(笑) 六輝について  http://homepage1.nifty.com/gyouseinet/calendar/6ki.htm その他・・・「十二直」「二十八宿」「九星」等々…奥深く掘り下げる方も時々いらっしゃいますが あまり根を詰め過ぎると良い日が無くなってしまいますので御注意して下さいね。 暦の表示 http://www.synnet.or.jp/~aichiprn/Img/himekuri.pdf 暦注の見方 http://homepage1.nifty.com/gyouseinet/koyomi.htm 次回は「家相」「鬼門」のお話もさせていただきます。

2008年02月05日

■豆知識-8■隣地境界線からの離れ

お問い合わせをいただきました。
御回答の一部を簡単にこちらでも載せさせて頂く事を御了解いただきました。
ありがとうございますm(_ _)m

1、「境界線いっぱいに建てる事は可能か?」どうかの問いですが
まず念頭に置いていただきたい事は、境界線から双方(こちらも、お隣さんも)50センチ以上は
「離して建てなさい」と民法で定められている事です。
建築工事をする上でも外壁を取り付ける為の仮設足場を組むので、これだけ空いていると仕事はやり易いです。

しかし実際は人が通れないくらいいっぱいに建っている所が多いのも事実ですよね?

建築基準法では隣地からの離れに関しては「何センチ空けなさい」という規制が無いからです。
とくに街中ですと道路に面した間口が狭く、建物同士がくっ付いているところも多くみられます。
希望とする間取りを煮詰めていって、どうしても50センチ空けられない場合にはお隣さんとお話合いで決めていただいております。

さて、「いっぱいに建てられるか?」は工法(木造か鉄骨か?)によって変わってきます。
木造でしたらほぼいっぱいに建てる事は可能です。 「建て寄せ」と言いまして先に敷地の中で
1面の壁だけ造り外壁やサッシを取り付け、防水工事も行ってからレッカー車で釣り上げて土台に乗せる工法です。

構造が鉄骨造の場合ですと基礎の形状が外壁よりも外に出る形になりますから20センチくらいは空きます。
仮設足場が組めない場合の外壁取り付けは、内側から相板工法(あいばん)で施工していきます。

どちらにしても換気扇のフードや窓の水切り、雨樋などの飛び出す部材があるので
ある程度の余裕を持って設計してまいります。

2、写真2の「階段室のガラスのお掃除方法」ですが…
南側が3階建てですから少しでも明るくする苦肉の策でつけたガラスです。
このガラスは開けたらそのまま人は落下してしまいます。(3階ですから絶対に助かりません(><);) この場合はFIXガラス(フィックス:開け閉めができない)とするべきです。 外側の汚れに関して、お掃除はあきらめましょう。

あきらめが着かなかった我が家では、開閉式にしてしまったのですが
安全策としましてクレセント(カギのハンドル)が2ヵ所あります。 
またそのクレセントが動かない様にフックがあるのですが、そのフックにもカバーを付けました。

それでも子供がイタズラしないか? 心配な場合は(写真3)防犯用のキーをセットして下さい。サッシの上部の方ならイタズラできません!
これを10センチだけ開く位置にセットしておきますと、風を入れたい時には開閉できるようになります。

いずれにしても掃除の時は・・・身体半分乗り出してクイックルワイパーで拭きますが怖いです;(><;);