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■豆知識-71■ 天窓(トップライト)
最近の天窓は各メーカー 雨水の水返し加工もしっかりしていて
まず雨漏りの心配はなくなりましたし、雨音が響かない様に
ペアガラスの防音仕様が主流になってきています。
両隣の家が接近しているお宅や、南側に高い建物があって暗くなる場合
天窓はすごく有効です!!
昼間でも照明を点けないと新聞が読めない! 料理が作れない!
こんな悩みを解消させる為の設計として、写真のような使い方があります。
建築基準法でも、各部屋の採光面積といって 一定の明かりを確保するだけの
窓ガラスが配置されているか? チェックを受けるのですが
天窓は普通の窓(外壁に付ける窓)の3倍の明かりが取り込める計算が許される程
採光には有利な窓という事です。
ただ、安易に南側に付けるぞ!!・・・・は・・・危険です。
確かに明るいし、冬はとっても暖かい部屋になります!!
でも、夏場の暑さは強烈です。
エアコンの冷房を全開にして冷やしにかかっても・・・全く温度が下がらない!
こんな事もあるんですよ。
ですから
・北や東(の勾配に沿って)に取り付ける。
・輻射熱(ふくしゃねつ)をカットできるガラスを選ぶ
・暑い時には日差しを遮るブラインドなどがセットになった商品にする。
等々設置方法も一緒に考えていきましょうね。
■豆知識-70■ 旗竿(はたざお)敷地・・・
こんな言葉聞いた事ありますか?「ウチの土地は旗竿式で!!」
写真1の「a」の敷地・・・ポールの先に旗がなびいているカタチなんです!!
これは1つの土地を分割して売る時や、兄弟で分け合った際にできやすい敷地形状です。
手前「b」の土地なら問題はありませんが、「a」に家を建てる場合は
写真2のように、建てる敷地までの「通路」の幅が2メートルあるか?ないか?大問題です!!
豆知識69でも書きましたが、基準法第43条1項に規定されている「接道義務」があって
家を建てる場合の敷地は 「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならない」 のです。
私達住宅会社としても、工事をする場合は
表側の道路が4mあって、そこから建てる場所までの通路幅が2mないと辛いです。
辛いというのは、住宅建材の搬入やレッカー車を使うにあたってもギリギリの条件です。
ダメなら人力で担ぎ込むか・・・巨大クレーンで隣家の上空をまたぐ?? (@@;);
もし通路が1mとか1.5mですと 建て替えの建築許可がおりないという事になりますので
老朽化が進んだら、構造補強工事やリフォームで持ち堪えるか・・・
あとは、道路側のお宅と話し合いをして 通路を最低2m確保できる様に
売ってもらう(または借地)などして建て替えの許可をとる方法しかありません。
●狭小マイホームレシピ-26●グロテスクなボルト
写真1は建て方当日の写真です。
鉄骨梁の繋ぎ作業が、残すところあと2本! というタイミングです。
この梁と梁の接合は「ハイテンションボルト」で締め付けます。
スパナで手作業するのではなく、機械で締め付けるのですが 最後まで締め付けた時点で
ネジ山の頭は潰れて、二度と緩んだり外れたりしないようになってしまうんです!!
骨組みが剥き出しの立体駐車場などで良く見掛けるボルトです。
今回はデザインとして階段室の飾り棚としてわざと見せたのですが……
「アクセントになって良いじゃん♪」という方と、「ビルみたいな冷たい感じがして…ちょっとねぇ~~(;¬д¬) 」
という意見とありました!!
冬に触ると?? 確かに冷たいです(笑)
08/11/10 makita
■豆知識-69■ 道路幅が4mないって?!
「道路が狭いのですが・・・家が建てられる? どうか? 見にきて下さい」
こんな依頼が思いのほか沢山あるのですが
1、道路が狭くて、技術的に建てるのは無理? それとも大丈夫なのか?
2、法律的に、建築許可が出るのか? 出ないのか?
この二つを検証していかなければなりません!!
最初に建築基準法の話からしますが
家を建てる場合の敷地は 「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならない」
これは第43条1項に規定されている「接道義務」 です。
この場合「道路」っていうのは、私達が目で見て、毎日通っているから道路だ!
と言うものではなくて、あくまでも建築基準法で定められている「道路」の事ですから気をつけなければなりません。
公的に認められている公道(県道、市道、町道)はもちろん大丈夫!
それ以外の私道(所有者が個人名義)であっても幅員が4m以上の
位置指定道路(第42条1項5号)として認可がおりていれば大丈夫!
ところが写真1の 幅1.8mの道路や 写真2の、幅1.4mの場合は
規定の4mを満たしていません(><。)
この時は各市町村役場に行って調べるのですが「二項道路」(第42条2項の事)
として行政から指定を受けていれば、建築許可がおりる事になります。
しかし、設計する時には 現況の道の中心から2mセットバックした所を道路と敷地の境界線とします(写真3)
そうする事によって将来4m道路が自然にできるように行政で管理してくれているという事です。
※技術的に施工が可能か? は豆知識70で書きますね~~^^/
×アフターメンテm(_ _)m-4× 結果
水道業者さんと同行いたしました。
植木を支える棒(緑色の鉄の)をお借りして 突いてみましたら、詰まりが取れて流れました。
試験的に2Lのペットボトルの水を流し込みましたら、スムーズに流れましたが・・・
念のため、次回の大きな雨の時に再度チェックをして頂くようにお願いしてまいりました。
08/11/09 makita
×アフターメンテm(_ _)m-4× 写真添付で御連絡いただきました
お客さまより
「今日の雨で、北側にあるベランダの雨水溝が溢れていました」と
ご連絡いただき、写真まで添付していただきましたm(_ _)m
「特に気にしなくてもよいでしょうか?」との内容でしたが・・・・
気にしてください!! (><;);
雨水枡の排水が詰まっているのか? 側溝に原因があるのか?すぐに調査し、対処いたしますね。
08/11/8 makita
■豆知識-68■スタイル例6、7
例6 コンテンポラリー スタイル(写真1)
現代の・・・日本的マイホームって事になるのでしょうか?
これは純和風住宅よりも、人気があるスタイルと言っても良いくらいですね!
ひとつの食卓に、お寿司とフライドチキンと…ピザ…パエリア… 美味しいところ取りしたような住宅です。
日本の住宅は流行のサイクルが短くて、常にアレンジを重ねて新しいものを求めているんです。
例7 モダンスタイル(写真2)
この外観は都市型モダンというフレーズが一番似合いますね。
耐震性能を追求し 重たい屋根勾配は省き、構造体を鉄骨フレームや コンクリート造で
家を建てるようになった証だと思います。
特に日本の住宅地は、屋根の軒すら出せない立地条件のところも多く
BOX型の2階、3階建てもこの20年で飛躍的に増えてきています。
以上7パターンを書き出してみました。
みなさんもいろいろな完成現場やモデルハウスを見学して
自分達家族にいちばんピッタリのマイホームを見つけて下さい!!^^/
●狭小マイホームレシピ-25●キッチン本体の収納
立て続けに台所収納の話ですが、4~5年前からはキッチン本体の収納は
開き扉式から 引き出しタイプに移行してきました。
特に奥にしまってある物を取り出す時や、中の拭き掃除する時など本当に便利です。
写真1と2は、キッチンの反対側(ダイニングテーブル側)からの写真です。
こちらには ハサミやセロハンテープなどの文具から、ちょっとした工具、薬やハンカチ、爪切り、学校からのお便り、家計簿等々...
一切合財詰め込めるように引き出しが9つになっているタイプです。
その他は足が入る「カウンター式」にしたり、開き扉の食器収納など
好みや使い勝手に応じていろいろなバリエーションが選べます♪
08/11/3 makita
●狭小マイホームレシピ-24●キッチン用品の整理
「写真1」はよくある一般的な台所の風景。
鍋類は棚にちゃんと整理されていますし、冷蔵庫上にも物は置いてありません。
お掃除も行き届いてて、それほど散らかってはいないんですよ。
ただ、見えている物が多いんです(><)
私達もハイツに住んでいた頃は、正直これよりもモノが溢れてまして
とてもお客さんや友達を招いて食事するような状態ではありませんでした~~~~
新築の時は、不要な物を処分する事も方法のひとつですけれど、そんなに減らせるもんでは無いです!
普段は出して使っていても、いざという時に納めるスペースを確保する事が大事です。
それと、その収納には扉や目隠しができれば、見た目もスッキリします。
今回は、「食器棚の曇りガラス」と「レンジ炊飯器台は扉付き」にこだわりました。
レンジ台は…….ディノスか?ニッセンカタログだったと思います^^/
寸法が早めに分かれば、設計の段階で冷蔵庫、食器棚と一直線に並ぶ調整もできますし
食器棚や冷蔵庫の上に天袋収納を付けてしまえば、ホコリの積もる場所も無くなります。
08/11/3 makita
■豆知識-67■スタイル例3、4、5
例3 北欧スタイル(写真1)
デンマーク、スウェーデン地方ってシックな色使いが多いのでしょうか?
石積みの重厚感と木の温もりを重視した自然素材をふんだんに使った住宅ですね!
窓下のフラワーバルコニーを花いっぱいに飾り付けたオシャレな外観です。
例4 南欧スタイル(写真2)
特徴は地中海の伝統になっている、丸みをおびた瓦と 窓に取り付けた鋳物格子ですねー
外壁の塗り壁は白を基調にした明るいデザインが特徴です。
最近良く見かけるのは、屋根にスパニッシュオレンジを使った 元気が出る色!
ラテンのリズムが似合いそうなお宅ですね♪
例5 ジャパニーズ スタイル(写真3)
ジャパニーズって・・・・カタカナ使って欲しくなかったですね~(笑)
「和」の落ちつきが漂う、日本瓦葺きの住宅です。
この外観からの印象は、和室の通し間があり、床の間、欄間がイメージされますね。
玄関のひさしに銅版を使って、これが月日が経つと緑色に変色してくると値打ちと風格が現れます。
最近は少なくなりましたが……縁側から、枯山水の庭を眺める家って情緒がありますね!