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■豆知識ー99■旗竿敷地の非常用進入口
http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_1/23451062.html
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先にこちらを御覧下さい! 旗竿型の敷地について書いた事がありました。
この形状の土地に3階建てを建てる場合、非常用進入口(代用進入口)は
下記のように5つの条件に当てはまる設計にしなければなりません。(図参照)
①道から非常用進入口等までの延長が20m以下であること。
②路地状部分の幅員が2m以上であること。
③地階を除く階数が3であること。
④特殊建築物の用途に供するものでないこと。
⑤非常用の進入口等(当該進入口等に付随するバルコニーその他これらに類するものを含む)が、
道から直接確認できる位置に消防上有効に設置されていること。
この⑤にあります「消防上有効に設置されている」とは
救助に向かったはしご車から見て・・・・
「よし! あの3階の窓(またはバルコニー)から建物内に飛び込んで救助しよう!」と
すぐに判断できる位置への設置義務があるんですよ!
プランニングする時は、災害時救助の事も考えて 窓やバルコニーの位置も計画する事になります。
■豆知識ー98■ 非常用進入口とは?
建築基準法(政令第126条の6)で、3階建て以上の建物には
「非常用進入口」を設置しなければならないという規定があります。
写真のような、窓ガラスに三角の赤いシールを貼った窓を見た事があると思います。
特に、ホテルやデパート、オフィスビルなどを見上げると必ずありますよ~~♪
これは万が一の火災の時に消防隊が、はしご車から この窓を叩き割って進入し
人命救助を行うための大切な、そして必ず付けなければならない窓なんですよ!!
普通の住宅でも3階建てになると、「3階部分」に設置しなければならないのですが
ビルに設置されているこの「非常用進入口」はちょっと特殊な構造でして・・・・
住宅では機能性(毎日の開け閉め通風など)が不便で、尚且つ高額なんですよ(><;)
そこで「代用進入口」と言って、非常用進入口の代わりとなる窓を設置すればOK!
という事になっておりますが、基準を満たす大きさである事が条件になります。
「左の図」の様に
●高さ120cm以上、幅75cm以上 窓を開放した状態での有効寸法で確保できる。
または・・・
●直径1mの円が内接する事ができる大きさの窓。
これは消防隊が救助に使う窓ですから、格子は入れてない事や
床からの高さに関しては1.2m以下程度とする事が望ましい。
等々細かな寸法にも留意して、設計図は消防のチェックを受けています。
設置位置は基本的には「道路側」とし、間隔は外壁面の長さ10m以内ごとに設置します。
ではこんな場合は??
3階部分が屋根裏部屋になっていて、外壁も窓もない・・・部屋だったら!?
答えは「右の図」です。 屋根にドーマー形の代用進入口を付ける方法があります♪
■豆知識ー97■ どっちを妻にする?
「どっちを妻にする?」・・・
お嫁さん候補2人のうち、どちらを選ぶか? って事ではありません。
「屋根の勾配の向き!」の事です。
屋根が三角に見える方向を「妻側」と言い、 平らに見える方を「平側」と呼びます!
妻をどちらに向けるか?
今日は、それを決める打ち合わせがあるので 模型を用意したところなんです♪♪
たまたま「角地」という良い立地条件の土地に建てるので、いっそう悩みどころなんですよ~~
ちょっと・・・・・贅沢な悩みでもあるんですけど・・・・(笑)
写真1は「妻」を玄関側にした場合!
ウッドデッキ側が「南」ですから、将来ソーラーパネルを付けるならこの向が効率良く発電します。
写真2は南(ウッドデッキ側)を「妻」にした場合です。
玄関側の正面から見ると、平らで落ちついた雰囲気が醸し出されます。
それでは、打ち合わせに行って参ります ^^/
※先日は「妻飾り」の記事・・・書きました
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_1/24928056.html
■豆知識ー96■超音波探傷試験(UT)
昨日の現場日記に掲載しましたが、鉄骨の製品検査でとても重要なUT検査(超音波探傷試験)
について写真を載せましたので、この検査についてご説明いたします。
http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_3/27159231.html
最初に「探傷」とは鉄骨鋼材(特に溶接部分)にキズや割れなどが発生していないか?
この検査を 鋼材を「非破壊」(解体や切断をしない)で行う試験の事です。(写真1)
ですから超音波や渦電流、音響などを加えて、内部からの反射の反応を測定することで異常を探します。
特に鉄骨の建物は、溶接部分の強度がとても重要ですから
溶接カ所の断面に「超音波を過透」させて、その反射波を測定してキズを探します(写真2)
たくさんの検査カ所を短時間で!! しかも正確、精密な検査を行える方法なんですよ♪
これは「うちの会社」や「鉄骨業者」が行うのでは意味がありません!!
身内ではなく「第三者の検査技術員」によって行われて、
合格となった鋼材だけが工事に使われる仕組みこそが・・・・安心に繋がるのです^^/
■豆知識ー95■ 子供部屋の広さって・・・
「子供部屋の広さはどのくらい必要なのですかねー?」
と・・・今日お客様との打ち合わせで、会話に出たのですが!!
正直なところ・・・子供部屋に 勉強机とベット、本棚や小物入れ!!
その他、中高生になると生意気にもパソコンラック・テレビやらプレステ等々・・・
これだと「6帖間」でもいっぱいですし、そこに教科書やら部活道具、マンガが散乱したら
間違いなく足の踏み場がありません!!(@@;)
これは1つの案ですが・・・
「写真1」:リビングに隣接して勉強専用のスペースを作った例です。
小学生は本読みや書き取りなどお母さんが近くで家事をしながら
聞いていてあげたり、分からないところを教えてあげられますね♪
「写真2」屋根裏で天井が低く狭いスペースを家族みんなで使うスタディーカウンター。
子供だけでなく、お父さんのパソコンやお母さんが家計簿もつけられる空間。
近くにマンガやベット、ゲーム機が無いことは 集中に繋がりますね。
「写真3」:趣味室・・・これは家事でクタクタのお母さんが時々は一人になって
雑誌を読んだり、趣味に没頭するスペースがあっても良いのかな~? の部屋です!
集中できる勉強の方法は子供さんによって違いがありますし
受験など、年齢によっても随分違いがでるとおもますが
「子供の部屋は寝るだけ~~~だから4帖!!」と言う発想もこれからは有りかもしれません。
学校から帰ったら部屋に閉じこもり・・・なんて事が無いように
いつでも会話ができて、友達が遊びに来ても その子との関係が分かる距離・・・これも理想だと思います♪
■豆知識ー94■ ルパン3世対策!
コンビニでお弁当を買って、車に乗ろうとしたら・・・
横のお宅のブロック塀の上がキラキラ輝いていたので、よく見たら「写真1」
割れたガラスを立たせて(セメントで固めて)・・・・防犯にしてありました。
確かに有効なのでしょうが、通学の子供達がいたずらしてジャンプしたら手を怪我しそうです。
防犯を重視する場合(侵入者を防ぐ工夫としては)
「写真2」の様に見た目が良い 鋳物(いもの)のフェンスもありますし
写真3の、ルパン3世もビックリする装置もあるんです!(笑)
ちなみに・・・・赤外線の赤い線はイメージで、実際には目に見えないですから!!
プロが持っている? 特殊なサングラスなら見えると思いますけど(@@;)
■豆知識ー93■ タイルの逆襲
ここ20年、水周り設備や仕上げ材は「汚れ防止」「ノーメンテナンス」「長寿命」・・・
それと「製品の高性能化」にこだわり続けた結果、キッチンやお風呂の「タイル工事」が激減してきました。
お風呂はユニットバス、キッチン天板には人口大理石 コンロ前は目地の無いキッチンクリアパネル!!
タイル貼りは職人さんの腕で仕上がり精度にばらつきが生じたり
目地の汚れ、カビ、染み、割れ、はがれ・・・ 敬遠され続けています。
今では新築1棟の中で、タイルを貼るところは玄関ポーチだけ!? なんて家も珍しくありません(><;)
ところがここ最近、異変が起きつつあります。
若い奥様方から・・・・・どこの家も同じで何の特徴もない!!個性の無い家はイヤ!
アンティーク→温もり→安らぎ→幸せ♪ こんな方程式が出来つつあります。
昔は釜戸(かまど)の横の流し台は、小さなタイル(確か水色が主流でしたよね?)を貼った水場でしたし
キッチンや風呂の壁にタイルを貼ると、高級住宅だ!と呼ばれた時代もあったんですよね~♪
今では目地も耐水性に優れて、カビや汚れが付き難い素材になりましたから
私色の個性溢れたマイホームに 仕上げてみませんか?
お手入れをマメにする奥様限定ですョ– ^^;/
写真1 キッチン: モザイクタイル
写真2 内装: インテリアタイル
写真3 床: テラコッタタイル
■豆知識ー92■ 窓の位置、大きさ
道路に面して無い窓でしたら、それ程意識しなくても良いと思いますが・・・
道路側の壁や、玄関のあるメインの壁面の窓を決める時は 建物の中側からだけでなくて
外から見たデザインも意識して「位置」「大きさ」「形」「開き方」「横の窓とのバランス」
あと「上下階の窓との繋がり」等も気にしながら決めたいと思います。
写真1は・・・窓の高さや形のばらつきが気になった1枚です(信号待ちでカシャ!)
写真2と3はサッシメーカーの設置例です。
サッシを決める時!外壁を決める時!など・・・デザイン性も重視しながら
『我が家の作品』という意識を持って一緒に造り上げていきましょうね♪
■豆知識ー91■無垢の床材-3
写真1 ゴム
これは自生ではなく、全て植材木を使用しています。
ゴムの成分を採取した後は焼却処分していましたが、最近ではエコ商品として注目を浴びています。
「トウダイ草科」東南アジアなど熱帯の各地域で広く植栽されていていますが
木肌が独特で、どこか懐かしい田舎の感触で落ち着く風合いです。
写真2 ナラ
一般的にオーク材は、常緑性の樫(カシ)と 落葉性の楢(ナラ)の両方に用いられますが
この落葉樹は日本の床材ではポピュラーで、虎斑杢(とらふもく)と呼ばれる斑紋が特徴です。
表面も硬く、傷が付きにくいことで子供部屋に使いたいと言う方も多いんです!
写真3 キリ
原産は中国。国内では福島県の会津桐、岩手県の南部桐が有名で
湿気の吸排性が良く、割れ、狂いが少ないという特徴がある高級木材です。
柔らかいので傷は付きやすいですが、梅雨時もさらっとしていて、冬場もヒンヤリしないので
お年寄りの部屋にお勧めな素材です。柔らかい分、膝に優しくて、転んだ時のクッション性が魅力♪
以上9種類、フローリングに良く使われる無垢材の例を参考に挙げました!
木材には何百、何千という種類がありますから・・・下に木の特徴ページを貼っておきますね。
住宅の床に良いもの・構造材に適するもの・家具・ガーデニングなど素材の特徴に合わせて使われているんですよ~~
↓
http://www.kidukai.com/kiso/gaizai.php
http://www.kidukai.com/kiso/kokusan-s.php
http://www.kidukai.com/kiso/kokusan-k.php
■豆知識ー90■無垢の床材ー2
写真1 チーク
高級クラブのお姉様とのチークダンスとは・・・関係ありません・・・
クマツヅラ科の落葉高木の総称で、アジアの熱帯地域に自生しています。
材質は堅く、伸縮率が小さく、水に強いので船の甲板にも使われる素材。
色は金褐色や黄白色などさまざまで、黒や紫帯びた稿があるのが特徴の高級床材です。
写真2 バーチ
日本名で言うと・・・「桜(サクラ)」「樺(カバ)」の事で落葉広葉樹、約50種類あります。
バーチ独特の優しい板目模様とピンク・オレンジ色で、女性からの人気は不動ですね♪
主流はカバ桜、紅桜、東北樺から製材しております。
写真3 メープル
メープルシロップとは・・・関係・・あります!「サトウカエデ」の樹液を濃縮した甘味料です。
楓科(カエデ科)で鳥の目の模様(バーズアイ)と呼ばれる不規則な柄が特徴。
塗装によって色目は自由ですが、薄目に仕上げたナチュラルを選んで、木目を楽しんで欲しいです♪