静岡市清水区三保 H様邸新築現場-11【うん●】の話、長々と……すみませんm(_ _;)m
ベタ基礎の完成です。
地面に直接接している部分が耐圧プレート。 上に向かって40cm立ち上がっている基礎が布基礎部分です。
十分に乾燥して強度が出た時点で型枠を外しました。
この基礎の形状を見ると おおよその部屋割りや水まわり設備の配置が分かります。
主な部屋の間仕切り壁の下には、荷重を支える布基礎を作ってあるので目安になるのです。
基礎の底面からぴょこんと飛び出しているのはチンアナゴではありません。
よく見間違える人いますが、あれは給水管を取り込みです。
グレーの太い塩ビの管は排水口です。
排水口の上に乗せてあるのは『排水勾配計』という測量器です。
これに似た物でよく見るのは『水平器』が一般的ですよね。
設備機器や冷蔵庫などを設置する時に 必ず水平である事を確認しながら取り付けます。
こちらは傾斜を測定する道具です。 ガラス内部の水中に空気の粒が1つ入っていて、その位置で傾きを計測します。
お風呂や洗濯機、キッチンなどで使った水を道路下にある下水道に流し込むためには、管に傾斜をつけなくてはなりません!
設定勾配:【1/50】【1/100】【1/150】【水平(真っ平ら)】が同時に確認できます。
一番ベスト(排水がスムーズ)なのは:【1/50 ~ 1/100】です。
例えば10mの長さの排水管を設置した時10~20cmの高低差を付けるという事です。
ところがトイレの排水だけは別です。
固形のうん●が 塩ビ管の中を流れるので・・・確実に1/50の傾斜を付けて施工しています。
トイレの場合は「もっと急角度にした方が良いのでは?」とか「できるだけ管を太くして欲しい!」
じゃなとうん●が詰まっちゃうのでは?という声もありますが・・・それはダメです!!! とにかく絶対にダメ!
急過ぎると流れが速くなるのでうん●を残して 水だけが先に下に行ってしまうんです。
しかも管の直径を太くなんかしたら 管の空間が広がりすぎて うん●の横を水だけが通り過ぎて置き去りにされてしまう@o@;/。
うん●が取り残されたら カビカビに固まって貼り付いて最悪です! 完全に詰まる原因を作ってしまうことになるのです。