👷住宅の仕事に携わって・・・思うことー231 雨漏りの修理屋さんの仕事……
(株)建築システムでは 屋根の修理業の仕事もやっているの御存知ですか?
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質問しといて変ですが、誰も知らないと思います。だって、内緒でやってますもん!(笑)
FC(フランチャイズ)店で、静岡市に空きがある!と言われ 3年くらい前に加盟させられちゃったんです。。。
ウチの会社は狭小住宅の新築工事がメインなので もしかしたら店舗が違う社員さんだと知らない人いるかも。。。
一応HPはあるんです➡ 街の屋根やさん静岡店
スタッフの顔写真・・・勝手に流用して載せてるので! 今日ちゃんと見て承知しといてヨ!m(_ _;)m
修理依頼ですか?
月に10件前後あります。
大きな台風が上陸した時は3日間で114件見積依頼の電話鳴りました!
屋根の全面葺き替えとなると180万~250万円の工事。
月に10軒だと、2000万円 ➡ 年間売上げ2億円超えですから
小さな声で言いますが・・・大きなビジネスになっちゃってます。
雨漏りで困っている方の9割は複雑な屋根。 そもそもドコから漏ってきてるのか?場所が全然分からないのです。
もしかしたら、日本人にはお城みたいな何層にも分かれた立派な屋根に憧れるDNAが組み込まれているのでしょうか?
西洋のお城などではドーマーという小窓から光を採り込むデザインが多く
日本でもオシャレなドーマー、一時期人気ありましたね。
ドーマー5コ付けたら、雨漏りの確率5倍だと思うでしょ? 違います。20倍。
1つのドーマーには、元々の大屋根との繋ぎ目が4方向(上部と左右と、低い部分)あります。
なので5ドーマー×4継ぎ目=20カ所 漏水可能性地帯を作った計算になるのです。
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先程雨漏りで苦労してる家の9割は複雑な形の屋根と書きました。
Google earthで上空から屋根見ると分かり易いです。
最近の家は、赤で囲った様な片流れ(傾斜1方向)が多いです。
自分が屋根の施工業者だと考えると、1面1方向という事は材料の切断加工が最小限。
逆にそれぞれの階に凸凹があったり、何方向もの傾斜面があると、屋根の材料加工や防水のルーフィング加工・防水テープ・水切り・棟と谷の役物・通気部材・雨どいに至るまで、心配カ所が6倍、10倍に増えます。
もちろん雨が吹き込んだり、水が回り込まないように徹底的に漏水対策を施します。
漏水しないための万全な施工をしても
完成してから20年、30年、40年と風雨にさらされ暑さ寒さと紫外線劣化が進みます。
度重なる震度4~5の地震で防水シートもシリコンも千切れて小雨でも家の中に流れ込む家に変貌してしまう。
そう考えると将来的なメンテのためにはシンプルが一番。
街の屋根やさん静岡店宛に来た修理依頼で行ってみると、単純な屋根だとその場で修理が終わるケースがあります。原因がその場で分かるからです。
複雑だと怪しい箇所を板金差し込んだり、コーキング、防水テープ、水切り、棟板金の取替え・・・・ 複数回修理しても原因が分からないケースもあるんです。
それ以前に古い屋根の上に登って原因調査、修理で人が歩く度にますます傷みが増幅していきます。
雨漏りしてる家は屋根を支える木材自体がビショビショで、腐ってカビも発生しています。
新築時2000万円で建てて、築20年経った頃までに屋根の修理と 外壁の塗り替え、一部増築で子供部屋を広くして 水まわり設備を入れ替えるなど更に2000万円費やしてるお宅もありました。
そもそものスタート時点でボタン掛け違えていると何処まで行っても負のスパイラルから抜け出せなくて・・・
新築費&修理、リフォームで合計4000万円かけてる家なのに骨組みが腐ってしまい解体費300万円出して建て替え工事に2500万円で
なんだーかんだー6800万円使った!なんて話も 元を質せば屋根のカタチだった。
屋根は通常4タイプ。
田舎の広い土地にポツンと建てる場合は、屋根の形が視線に入りますが
住宅街ですと暮らしてて屋根は見えません。強いていうならば5階建てマンションの住人が洗濯干しながら見ているくらい。
家の持ち主はハシゴで登るか、ドローン飛ばして映像見るしかありません。
そう言ってる建築システムのモデルハウスの屋根って?
3軒とも一方向片流れ。