2015年12月24日
静岡市駿河区中田本町 店舗増改築現場ー17
「写真1」火打ち梁(ひうちばり)
大梁の角を斜めに補強する部材で 水平力による変形を防止します。
水平力とは横からの力。台風の横風や地震の横揺れで
鉄骨フレームを変形させようとする力に耐える鋼材。
四角が平行四辺形にならない為の補強材ですね。
「写真2」既存店舗との繋ぎ目。
これから隣の外壁を解体して、鉄骨が剥き出しになってから
梁同士を接合するために 予め溶接しておきました。
ただ、接合部は多少のアジャストできるエキスパンションジョイントが求められます。
電車と電車の接合部の要領で互いに独立して揺れないとなりません。
地震で母屋が大きく揺れた時に、引きずり込まれたり 押し倒されない工夫です。
「写真3」これから胴縁を組みます。
これは外壁や窓を取りつける下地になります。