2011年01月07日
伊豆の国市田京 E 様邸現場ー21
ボルトの本締めは全て完了♪
接続部のプレートにもサビ止め塗料を塗りました。
明日からは外部足場を組み始めます。
床のデッキプレートの設置は溶接を行いますので
火花が飛散して お隣に御迷惑をかけないよう、防護ネットを先に張ります。
何年か前に、お客様から「ボルトで繋ぎ合せた部分って・・・地震で外れたり折れたりしないの?」
と質問された事があって、構造計算担当者に専門的な回答を出した事があります。
例えば1本の梁に、何十トンという荷重を集中的にかける破壊試験を行った場合には
通常、ボルトで繋ぎ合わせた部分よりも 繋いでない鋼材部分が先に座屈(折れ曲がる)する
くらい、強力な接続強度で設計されているそうです。
ぶ厚い補強プレートを重ね合わせた上に太いボルト(30~40本位)で締め付けてあるからです。
ところが、接続カ所を極端に強くし過ぎてしまう事は 逆効果だそうです。
強すぎるカ所を作ってしまうと、全体のバランスが崩れて
今度は繋いでない部分だけに応力が集中しまうと、それはそれで危険なので
敢えて【接続カ所を必要以上に頑強にしない!】 これも耐震性能には大切な事なんです!