■豆知識-342■ どうなる?消費税!
民主党は29日、税制調査会、社会保障と税の一体改革調査会の合同総会を開き、
最大の懸案である消費増税を協議した。
総会では野田佳彦首相が、反対派に配慮して税率の引き上げ時期をこれまでの案より半年先送りし、2014年4月に8%、15年10月に10%とする修正案を提示、了承された。
政府は税制調査会を30日に開き、この民主党案を基に政府・与党の一体改革素案づくりを進める見通し【読売新聞】
私達の仕事は1棟何千万円もする 家造りなわけで……
建築主さんは、これまでの5%でも100万円前後の負担を強いられていたのに
今度は8%、その後は10%!ますます夢のマイホームが遠退いてしまうお宅も出てきてしまう。
10%の時代になったら1500万円の家を建てる場合、その他に古い家の解体費や 完成後のエアコンやカーテン、あと外構工事や家具、家電も揃えるので……全部で2000万円だとしたら、消費税合わせて2200万円(><)
逆の発想で、総予算が2000万円だとしたら1820万円+消費税180万円。計画を縮小せざるをえない。
それだったら「5%のうちに建ててしまおう!」と駆け込み需要が増える。
ところが、間際の駆け込みは……心配の種が幾つかあります。
1、工事が重なり過ぎると施工班の手配が追い付かなくなる。
いつもの信頼できるスタッフ以外の外注(応援で頼む職人さん)とのコミュニケーション。
2、管理体制について、通常の何倍もの着工数の場合 一軒一軒の御要望やこだわりの対応に不手際は起こらないか?
3、現在東北の復興で各建築資材や工事職が流れ始めてるので材料不足や人手不足から起きる価格上昇。
これらは、あくまでも懸念ですから 全く問題なく乗り越えられるかもしれませんが
どちらにしても急な駆け込みはやめて、早いうちから住宅ローン審査・間取りや生活スタイル・総予算と返済額の調整を進めて、余裕のあるマイホーム計画が必要です。
電車も駆け込み乗車すると、カバンが扉に挟まれたり、ヒールで思いっきり足踏まれたり。。。
思わぬ災難に巻き込まれやすいものですからね(><)
写真:野田総理と安住財務大臣