2018年03月02日
駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-50 各階の床組みが始まってます。
まずは1階の床の土台据え。
シルバーの金属、鋼製束(こうせいつか)を採用しています。
昔の家は木材の束で支えていましたが、シロアリ問題や湿気で老朽化、伸び縮がありました。
金属なら腐りませんし、濡れないので錆びも無い 害虫も食べません。
これなら暮らしていくなかで多少土台の木材が反ったり 痩せたりして
床にきしみが発生しても、その時はこの束のボルト調整で
高さは簡単にアジャストできるので長い目で見ても頼りになる工法です。
水平を見る測量器でミリ単位の調整中。
基準となる土台が固定できたら次に大引きで縦横方向のの繋ぎが始まります。
この上に分厚い構造合板を打ち付けて床の下地が完成します。
こちらは2階。 根本的に1階とは作り方が違います。
上の階は鉄骨の梁の上にデッキプレート敷 + コンクリートスラブ + 鋼製支持脚 +
パーティクルボード固定となります。
総称して防振床組みという工法で、大引きも根太も使いません。
何故かというと、コンクリの上に直にフローリングで仕上がると、コンクリの硬さが
ダイレクトに膝に伝わります。 冬の寒さの事を考慮しても離しておきたい。
そこで15cm程の支持脚でかさ上げすれば、2階のキッチンやお風呂の給排水管のスペースも確保できます。
金属の脚ですが下に硬質ゴムキャップが付いているので振動も消す効果がでます。
それで防振床組み工法と呼ばれています。
こうして見ると結構細かく大量の脚を使っています。蒔田