■豆知識ー108■ 最近の「床の間」
「床の間」の歴史は古く・・・700年以上も前の鎌倉時代にさかのぼると言われてます。
お城や地位の高い邸宅の客間に 掛け軸や絵画、陶器を展示する「座敷飾り」だったみたいです。
明治時代からは一般家庭の客間に造られるようになりはじめ・・・かれこれ130年!!
今現在も和室の象徴として「南向き」もしくは「東向き」に設置しておりますが・・・
平成になってからは、造るお宅は急速に減少してきてますね!
以前書いたのですが、理由は「床の間が減った」のではなく「和室が減った」からです!
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http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_1/24496972.html
通常、床の間を設置する場合は「写真1」のカタログから選びます。
大きさが決まったら 次は、床柱、床框の木の種類!・・・そして地袋(下に収納)を造る?・・・等々
主におじいちゃん(施主様のお父さん)のこだわりで決める事が多いですね。
最近は「写真2」の一番シンプルなのが良く出ています♪♪
床柱は白木の絞り丸太で、床框は欅(けやき)でスッキリさせながらも風格有りです^^/
「写真3」・・・・床の間に「モダン仕様??」
「床の間をモダンにするな~!!」って怒るおじいちゃんもいるかも?(笑)
壁を思いきっり目立つ色にしたり・・・「床柱」や「床框(畳よりも一段高くするカマチ)」は無し!
昔の「座敷飾り」、「床の間」は現代では「ディスプレースペース」へと進化しています!
最近では畳の客間が減って、その代わりにリビングに畳コーナーが増えてますから
雛人形、五月人形はもちろん・・・お花や模型を飾って楽む空間にいかがですか♪