2009年05月28日
■豆知識ー113■ トイレ排水管の中・・・
トイレの水を流したら・・・ その後は?
床下や 天井裏、壁の中などを走っている排水管を流れて
最終的には道路下の下水道(もしくは浄化槽)へと繋がっているのですがー
「写真2」をご覧下さい!!
トイレの排水管が・・・一度床の下に入ったあとに また床の上に出て来て そのまま外に!?
これには理由がありまして・・・
トイレの設置が1つだけのお宅でしたら、この配管は必要ないのですが
2つ以上あるお宅は、最上階のトイレに必ず「吸気口」をつけないとなりません。
トイレの水を流すと 配管内の空気も一緒に引っ張りながら排水するので
上の階のトイレ横に吸気口が無いと 他のトイレの中の溜まり水まで引っ張ってしまいます(@@;)
溜まり水がなくなると、下水の悪臭が住まいに充満して大変な事になってしまいます!!
それを回避するために、複数のトイレがある場合には 排水管の中に空気を送り込んであげるのです。
写真3は、「PS」パイプスペースと言いまして 上の階への給水管、給湯管、汚水配管、雑排水管を1カ所にまとめて通すスペースです。
この位置は、水回り設備の配置や道路の方角にあわせて ロスの無いところに作っているんですよ♪