2016年01月04日
葵区秋山町 N様邸 新築現場ー18 水糸(みずいと)
鉄筋を組む時は、基礎や土台の高さに合わせて施工します。
その基準となる物が【水糸】:みずいと「写真2」
建物の周りにグルッと 同じ高さの赤い糸を張り巡らして、これから何センチ下が
基礎の底面・鉄筋の先端・基礎の天端! と揃えていきます。
昔・・・ 平安時代とか、ピラミッド建築の時代とか?
測量機材が無い時は、建物の周りに浅い溝を掘って、水を入れたそうです。
水は『水平』という文字通り 高さが同じですから
その水面から基準の棒で測りながら建てたとされています。
今はナイロン製の糸ですが、水糸と呼ばれる由縁です。
「写真3」ステッキではありません。ホールダン金物のアンカー。
予め基礎に埋め込んでおきますが、基礎と柱を一体にする金具なので
引き抜き強度を格段に強めるために、Uの字に曲がった方を基礎の底に向けます。