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2017年04月18日

藤枝市大洲 Y様邸 鉄骨2階建て住宅 新築現場ー21 あんまり見た事のない工法ですが・・・

基礎工事、いよいよ本格的な作業に移りました。
「写真1」鉄筋のてっぺんに棒を立てて測っていますが
これはそれぞれのアンカーの先端の高さを合わせています。

通常の住宅では使わない 柱脚固定ベースです。

鉄骨の骨組の場合 建物の荷重を壁で支える事は一切ありません。
この理屈、なかなか信じてもらえなくていつも困るのですが
鉄骨ラーメン構造と呼ばれる工法を用います。
ラーメンは中国のアレではないです。 ドイツ語で【枠組】という意味で
柱と梁を一体化させ 水平力による梁に作用するモーメントを
そのまま柱に伝える構造力学で 壁や部屋の間柱は一切構造躯体と考えない建築方法。

やっぱり伝わらないですかぁ・・・(><)
木造住宅は『剛』構造の理論で設計されています。
鉄骨ラーメン構造はどちらかと言うと『軟』構造。
鉄は固いと思ったら『軟』て・・・ふにゃんふにゃんなの?って思うかもですが、そうではなく
接合方法が 木造は剛接合。鉄骨はピン構造で設計されています。

なので、安倍川や富士川の橋の上で渋滞待ちしている時
大型ダンプが通ると上下に大きく揺れる(鉄骨がしなる)感じ経験ありますよね。
地震で揺れた時にも当然しなり、互いの柱が離れようとしたり近付こうと暴れます。
この動きを食い止める役割が2階の床や梁で水平応力度を高めるのです。

もちろん地中にも鉄筋コンクリートの梁で柱同士を固定しますが
まずは鉄骨と基礎をアンカーで固定させるためのベースをセットして鉄筋を絡めます。

 

2017/04/14 makita