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2016年12月11日

地盤調査 にはどんな方法がありますか?

通常、「木造住宅」の場合はスウェーデン式サウンディング試験です。
一昔前の手動(重りを乗せて手で回す)ですと、「たまたま大きめの石に当たると数値に誤差が出る?」
なんて不安な話も聞いた事があるのですが
現在では油圧シリンダーによるスクリューポイントの貫入ですから、信頼性が高くなりました。

鉄骨造の場合はボーリング貫入試験を行います。
なぜ調査方法が変わるのか?という事ですが
木造住宅の場合は99%ベタ基礎(建物の下を総掘りしてその部分に基礎)ですから
建物の荷重をほぼ均等に地盤へと伝える構造になっています。

鉄骨の建物の場合は、柱の本数が約6~8本だけの構造になりますから、基本的には独立基礎
(各柱の下に荷重を受けるベースを造り、地中梁で繋げる)となります。

そうなりますと地盤に均等に荷重をかけるのではなく、柱の下のベースコンクリートの下の地盤に集中して荷重がかかる事になります。
ですから地耐力の数値だけでなく、土質サンプルまで入手して
場合によっては液状化を調べる試験に廻す必要もでてきます。

最後にレーリー波探査試験ですが
これは起振機と呼ばれる装置で地盤に微小な振動を与えて
その反響の伝わる速度を受信する方法です。
まだ古い建物が残っている状態の場合、調査機械を搬入できない時には
この調査方法のように、少しのだけ地面があれば調査ができる利点があります。
当然穴も空けないし、騒音も出ません。 また、地盤改良をしたその後の確認検査などにも有効です。

写真1:スウェーデン式サウンディング試験

 

 

 

写真2:ボーリング貫入試験

 

 

 

写真3:レーリー波探査試験