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2011年12月23日

×アフターメンテm(_ _)m56× 屋根材が剥がれ落ちている(><;)

建築システムが施工したY邸です。
平成7年でしたから・・・16年経過したお宅です。

屋根材の素材は「アスファルトルーフィング」で、海外から輸入して設置しました。
どんな材料か? と言いますと・・・
グラスファイバー(ガラス繊維)下地シートに、アスファルトを塗り込んで
その上に仕上げとして石の細かい粉末でコーティングした商品。
当時は輸入材料が人気があって、安価で 見た目も豪華だったのですが
やはり年月が経つと、硬化して剥がれ始めてしまうようですね。

今回落下したのは・・・今年9月の台風15号!
浜松に上陸して、最大風速50mの巨大台風でした@o@;/
お施主様が加入していた火災保険は台風被害も保証してくれるタイプで良かったー!

「写真2」は落下したアスファルトルーフィング。薄くて軽い材料です。

「写真3」は修理のために足場を組み始めた時。

まずは剥がれ落ちた屋根部分に、防水シートを貼り付けて補強。
あと、浮き上がったり 割れ始めている所は接着剤を充填してしっかりと貼り付ける。
今回は屋根を剥がすのではなく、補修した後 その上から新しい屋根材を葺いて仕上げます。
これは屋根カバー工法(重ね葺き)といい、費用も安く 二重貼りなので断熱性能も高まる。
古い屋根の撤去、処分がなければ工期も短縮できますね。
元々の屋根材が重くてゴツイ瓦だと重ね葺きはできません。

「写真5」ガルバリウム鋼板が現場に到着。 軽くて 雨に強い素材です。
芯は鉄板ですが、表面にアルミニウムと亜鉛の合金めっきが施された製品で
最近では外壁材としてもかなり使われている素材です。

Wikipedia

日本国内ではガルバと略称されることも多い。日本工業規格(JIS)では、
JIS G3321 (溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板)で規定されている。
地震が騒がれている静岡ですから、軽くてさびない鋼板は耐震性能的には有利な素材です。

いよいよ施工開始!
ルーフィングの補修カ所がしっかり乾いたのを確認してガルバ貼りスタートです。
御存知だとは思いますが、屋根は下から貼り始めます。

上から貼ったらダメです。だって水は高いとこから下へ流れるので、絶対に雨漏りします。
ですから下から上に向かって施工!!
もし、どっかで上から下に向かって貼っている職人さんがいたら 大声で「下から貼れ~!」
と怒鳴って下さい。 そんな現場は絶対ないですけど。。。。(笑)

材料一枚一枚には雨の進入を防ぐ「折り返し」加工がしてあるので
次に貼る、上の材料は「折り返し」を上から巻き込む様に 被せて貼り上げます。
横殴りの暴風雨の場合、雨は下から上に吹き上げてきますが、
「折り返し」が機能するので漏れません。

「写真9」トップライト(天窓)
これはもともと付いていた窓です。
トップライト周りは最も慎重に施工します。
先に板金で水切りを回してから屋根を被せています。