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2009年08月17日

静岡市葵区吉野町I様邸新築現場-7

19日に配筋の(基礎の鉄筋)検査がありますので、それに合わせて順調に工事を進めています♪

 

鉄骨の柱が建つ部分には独立基礎、その柱同士を繫ぐ地中梁を一体成型で作ってます!「写真1」

「サビが出始めていますが強度に問題ないですか?」
基礎の鉄筋について、こんな質問を受けた事があります。

錆(サビ)が鉄筋内部にまで及んでいませんから問題はありません。
流し込むコンクリートはph12~13の強アルカリ性ですから
鉄筋表面は「不動態皮膜」と呼ばれる酸化皮膜が作られていきますので
基礎内部の鉄筋に関しては保護されているので、錆の進行は防ぎます。

「錆止めの塗装を塗ってしまえば錆びないのでは??」・・・・それはダメです!!
基礎の強度は、鉄筋とコンクリートがしっかりと摩擦で絡み合い
荷重による圧縮力にはコンクリートが耐え、ねじれや引っ張りの外力には
鉄筋の力が発揮されてこそ耐震基礎になるわけで、塗装をしてしまうと・・・
付着力がなくなって危険なんですョーーー!

全ての鉄筋表面にギザギザの凹凸が施されている理由もコンクリートとの
付着力&摩擦力をより一層高めるために法律で定められている位大切な事なんです。

その他、空気中に含まれる炭酸ガスがコンクリート表面から内部に向かって進み
中性化させてしまう事も心配のひとつなんですが・・・

コンクリートのかぶり厚(鉄筋を包み込むコンクリートの厚み)にも十分注意した施工をしております。

コンクリートの中性化が進み鉄筋周囲のph値がおよそ11を下回ると
不動態皮膜が侵食されて 鉄筋が腐食し始める事になります。
だからと言って 鉄筋のかぶりの厚さが、厚ければ厚い程良いのでは?と考えるかもしれませんが
無筋コンクリートが厚いと、その分ひび割れの発生が起こってしまい
ダイレクトに水が染み込んでしまうので逆効果という事なんです!!

※参考資料
かぶり厚→http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_1/25243692.html

スペーサー:http://blogs.yahoo.co.jp/k_sys_3/29283885.html