2013年04月03日
藤枝市善左衛門1丁目 О様邸新築現場-20
「写真1」重量鉄骨の骨格と2,3階のバルコニー部分が組まれました。
「写真2」今日は床のデッキを溶接しています。
床の構造はこのシルバーの鉄板の上に、鉄筋を敷き
そこにコンクリートを流し込んで造ります。
マンションやオフィスビルと同じ構造にしてあるので「強い」って表現が一般的ですが
逆にいうと「コンクリートで造らなきゃ~ダメな理由」があるんです。
木造住宅は『剛』構造の理論で設計されています。
鉄骨ラーメン構造はどちらかと言うと『軟』構造。
鉄は固いと思ったら『軟』て・・・ふにゃんふにゃんなの?って思うかもですが、そうではなく
接合方法が 木造は剛接合。鉄骨はピン構造で設計されているという意味です。
安倍川や富士川の橋の上で渋滞待ちしている時
大型ダンプが通ると上下に大きく揺れる(鉄骨がしなる)感じ経験ありますよね。
鉄骨は地震で揺れた時にも当然しなり、互いの柱が離れようとしたり近付こうと暴れます。
この動きを食い止める役割が2階、3階の床で水平応力度を高めてないヤバイ!んです。
柱に押されて膨れ上がったり 引っ張られて割れる事のないコンクリートでなければならないんです。
以上で今日の建築構造の授業は終わります。 長~~~~っ(><)