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2009年05月18日

●狭小マイホームレシピ-60● 隠ぺい配管は御法度!

3階の壁掛けエアコンです!(写真1)

この設置場所からですと、室外機の置き場は 真下の2階バルコニーがベストなのですが・・・
(><;)(><;)(><;) ←困ったマークレベル3!!

 

バルコニー上の「アクリル製ひさし」があるため、外壁伝いに配管を降ろせません!
そこで「隠ぺい配管!」・・・配管を外壁の内側を通して室外機まで這わせる方法なのですが
この方法は住宅会社としても、エアコン設置業者から見ても「やっちゃーいけない工事」なんです!

 

理由としましては6つ程ありまして
・メンテナンスの時に配管が確認できないし保温材の巻き直しもできない。
・エアコンの取替え時期になって配管の交換ができない。

・そのままの配管を使用できる場合もあるが、管内のガスの種類(R22またはR410)の違いなど問題あり。
・エアコンから出る水のホースも壁の中を通すので漏水の原因になる。
・建築時の室内ボードでふさぐ時、ビスで配管をキズつけてガスが抜けてしまう可能性ある。
・いよいよ配管の取り替え時期が来た時には、内装(または外壁)を壊さなければならない。

 

確かに配管や配管カバーが 外壁を伝わないで降ろせばスッキリはしますが
メリットはその1つだけ! デメリットが6倍もあります・・・

 

時々新築のお客様から、エアコンの配管は壁の中を通して欲しい♪
との御注文があるのですが、これらの理由で諦めてもらう様に頑張っていた自分がいるのに・・・・・

 

ついつい御法度な工事をしてしまいました。

 

10年、15年後に配管取り替えになったら、古い配管の先に新しい配管を針金でグルグル巻きで繋ぎ
古い物を引っ張り出すと同時に 新しい方が通る!? そんな方法が成功する事を祈ります ( ̄人 ̄;)ナンマイタァ