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2008年05月25日

■豆知識-30■浄化槽の地域

住宅計画の打ち合わせの時に一番最初に調べなくてはならない項目に
「下水道地域」か?それとも「浄化槽設置地域」なのか?があります。

時々若い方などは「浄化槽」ってなんですか?
って質問があるくらいですから・・・
最近では下水道完備の地域が広域にわたっている証拠だと思います。

土地を購入する場合にも、この部分は要チェック事項! 設置するとなると費用も掛かりますから。
物件の概要書を見ると下水道【有】【無】どちらかに丸が付いていますから確認して下さい。

これは住宅から排水される水の行先(トイレやキッチン、お風呂)の事です。
敷地前の道路を歩いてみて、マンホールがあって「汚水」とか「下水」と表記がある場合は
浄化槽は必要ありません。
汚水(トイレの水)も雑排水(キッチン、洗面、お風呂の水)も全部道路下の下水道に接続して
地域の汚水処理場へと流れていく地域なのです。

「写真1」焼津市の下水マンホール(カツオが泳いでます)

まだ下水道整備が行われていない地域では浄化槽の設置が義務付けです。
15年程前には「汚水は浄化槽へ」「雑排水は側溝→河川→海へと放流」と別々でしたが
環境汚染が進む原因になっておりましたから、今では「合併処理浄化槽」
(汚水も雑排水も両方浄化する物)を採用しないとなりません。
「写真2」地中に浄化槽を設置している写真
「写真3」内部の構造

浄化槽の働きは、中でバクテリアなどの微生物が汚物を分解して
きれいな水にしてから「側溝→河川→海」へと流してくれるのです。
メンテは半年~1年に1度、沈殿槽の固形物を撤去清掃したり
バクテリアの補充などの管理が必要となります。
また、強制的に空気を送り込むためのエアーポンプも設置する事になります。

※浄化槽の設置費用は市からの補助金が出る地域がありますので、調べますからお声をかけてください。