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2008年10月24日

■豆知識-64■ コンクリートの強度

昨日、基礎コンクリートの強度について書きました。
      ↓
※設計基準強度が1平方ミリメートル当たりFC=21N/mm2(ニュートン/平方ミリ)
これをキログラムに直すと約2.1kg。したがって1平方センチあたり約210kgの圧縮強度!

その他、FC=21N、FC=24N、FC=27N、FC=30N、FC=30N、FC=33Nなど
セメントの量、砂、砂利、水、混和材の調合の比率で強度はいろいろな設定が可能です。

実際、基礎に使ったコンクリートは次の様な方法で強度試験や、配合のチェックを行います。

「写真1」の左側が「スランプ試験」

「スランプに陥っている時に入試にチャレンジする」 という意味ではありません C= (-。-;)

子供の頃、砂場でプッチンプリンの容器に砂をつめてプリンの型を作って遊びました?
あれを思い出して下さい!!
高さが30cm。上の直径が10cm、下の直径は20cmの大型プリン型のコーンにを生コンを詰めて
コーンを引き抜いた時に、最初の高さ(30cm)からどのくらい下がる(スランプする)か?
を調べる試験で、スランプが大きい程 柔らかいコンクリートという事になります。

夏で水分の蒸発が早いのか? 冬場、寒さで凍る季節か によっても変えますが
スランプの値(下がった長さ)は16~22cmを目安に配合しております。
※土木用は建築とは違い6~15cmの硬めのコンクリートが使うケースもあります。

「写真1」の右の方…メータの付いている測定器では、空気量の試験を行います。
固まる為に化学反応に必要な空気量は3%~6%が最適とされています。

その他塩分濃度測定など、コンクリートの強度に悪影響を及ぼす成分なども測定しています。

「写真2」は、テストピース6本
コンクリート打設時にサンプルを採っておきまして
施工日から7日後と28日後に、それぞれ3本ずつ圧縮してどの程度の強度があるかを試験します。
28日後に圧縮して出た数値が、当初の設計強度以上であれば合格と判定されます。

写真3」がテストピースを圧縮試験にかけているところ!
アムスラーという試験機は50tくらいの荷重までかけられるので、破壊に至るまでの数値が測定できます。
3つを測定してその平均が、そのコンクリートの強度となります。