■豆知識-29■ 1,300万円のつもりが…
1300万円で契約した家が・・・最終的には3000万円??
先日見学会の時に、すぐ近所の奥さんで 今年新築したばかりだという方が覗きに来られました。
建てちゃったばかりなら 正直ウチっちお客さんにはならない・・・(><)
半分ガッカリしながらの御案内でしたが、その方の建てられた家は2階建て木造住宅40坪弱で
本体価格1,300万円で契約を結んだにも関わらず、結局3,000万円のお金が掛かった!!
と、嘆いておられました。
経緯は坪単価26万円の広告で展示会に行って、その後 敷地に合わせて設計図と
見積り書の作成があって、知り合って20日後には1300万円で契約されたそうです。
それから本設計と題して地盤調査を行ったら、軟弱地盤との判定で地盤補強に200万円追加!
その後も既存建物の解体工事に150万円
窓を何ヶ所か出窓に変更したり、屋根をスレート瓦から、焼き瓦に変更し
バルコニーも当初よりも広くするようにお願いしたり
ショールームではキッチンや浴室のグレードを良くして合計330万・・・・・
この時点で1,300万円+680万で1,980万円!!
あとの話は金額までは正確には記憶していないのですが
建物周りのブロックやフェンス、門扉、物置設置の追加
照明器具の変更や造り付け家具やカウンター設置費用
別途工事になっていたエアコン、カーテン、アンテナ、
そのあたりで追加300万円って言っていたかな?
完成が近くなったら屋外給排水や水道の本管工事、レッカー車代金、ガードマン費用
重機が通って傷めた歩道の修繕や側溝のフタの取替え、
間取りの変更に伴う設計変更費用で これまた300万。
それに加えて銀行からの融資に伴う 保証料、火災保険、登記費用、事務手数料
仮住まいの敷金、礼金、往復の引越し費用
完成してからは家電製品やら家具、カーポート設置、庭の植樹で400万
これってどう思いますか? って質問されたのですが・・・・・・
「奥さんそんなにお金持ちだったんですか?(><)」としか返す言葉がありませんでした。
どこの業者さんかも知りませんし、実際の工事現場を見たわけではないので高いのか安いのか?
判断なんてできませんが、1つだけハッキリ言える事はお施主さんが1,300万円以外に他にどんな
出費があるのか? それはおおよそ幾ら位用意しておけばいいのか? きちっと聞いて無かったのが問題だったと思います。
他の住宅会社さんが工事をしたら、追加工事や別途諸経費がもっと安くなったのか?
それともやっぱり合計3000万円掛かってしまうのか? それは判りませんが普通の住宅会社なら上記に書いた費用は必ず
掛かる項目である事は絶対に知っているはずです。
契約の前にしっかりと1300万円に「含まれている工事」と「含まれて無いが必要となる工事、諸経費」 この区別は
提示してもらってないといけない事です。
言い換えますと・・・提示して、ご納得いただいてから契約を結ぶ業者さんでないとおかしいと思います。
完成した翌年には 不動産取得税が掛かりますし、土地と建物の固定資産税の納付書も届きますから
その辺りまでしっかりと計算しながら計画を進めるくらいがベストですよ。