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2013年12月05日

静岡市駿河区下島 E様邸新築現場ー15

地盤改良に続いて、基礎工事開始♪
今日は木杭で柵を作り、関係者以外は立ち入れないように様に・・・してる訳では無いです!(笑)

これは『遣り方(やりかた)』という作業です。
この遣り方、工業高校の建築科の授業で 教科書の一番最初に出てきました。
入学式直後、1ページ目でしたからこれ【だけ】は記憶にあります。。。これだけ?(><)

基礎を造る上で正確な位置と水平を確保する為の作業です。
最初に地面に打ち込む杭を『水杭(写真2)』
これに横向きに釘で打ち付ける木を『水貫(写真3)』と言います。
この柵を基準にナイロン製の糸、『水糸』をピンッ!と張って建物の直角や水平を出していきます。

話、横道に反れてもイイですか? ダメ? そういう人は読まなくてもいいです(笑)
今の様に測量機器が発達していれば誤差はありませんが、
昔は直角を出すのに『さしご』を使ったり、水平を確認するのに『水盛り』で大変だったらしいです。

『さしご』は3:4:5です。
これは 辺の長さ3m、4m、5mの三角形を地面で作ると3と4が交わる角が90度になる測量法。
水盛りは敷地の手前と奥で高さを調べる時、長いホースを双方で持って
これに水を入れ、水表面の高さを見て水平を確認していたそうです『水盛り遣り方』
それで今でも、「水杭」「水貫」・・・実際は水使わないのに名残で【水】が付くんです!