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2017年12月26日

住宅の仕事に携わって・・・思うことー92 固定資産の家屋調査

土地&家を購入すると固定資産税・都市計画税の納税通知書が届き

翌年から納付することになります。

納税額を決める為に市役所の方が『家屋調査』に来て建物を評価することで金額が決まります。

ですから、賃貸に暮らしている時の家賃が7万円だったとして

住宅ローンの月々の返済が同じ7万円であっても 固定資産税、都市計画税は別に毎年掛かりますので

それも計算しながらローンを組んで下さい。

 

 

 

東新田の3階建て住宅。今年の5月に完成したので、来年から固定資産税が掛かります。

今日は『家屋調査』を行っています。

 

 

市役所の担当の方が確認申請書の設計図と照らし合わせながら建物をチェック。

窓の大きさや、天井の高さ、使っている床や壁の材料などを細かく確認。

ソーラーパネルや後付けのアルミベランダは建物の評価には算入されないそうです。

※同じソーラーでも屋根材と一体型で埋め込まれている製品の場合は建物として見られます。

屋根裏の収納庫は高さ1.4m以下で登記簿謄本上でも床面積に入っていないものは算入されないそうです。

 

 

税額は固定資産税は1.4%  都市計画税は0.3%

実際の購入額ではなく、あくまでも総務省で定められている基準で

評価額を算定するので おおよそ60%前後が目安になるそうです。

例えば

土地30坪、1,500万円で購入、評価額は900万円として
建物32坪、1,600万円で購入、評価額は960万円の場合で

土地900万円÷6(1/6に軽減措置)×1.4%=21,000円
建物960万円×0.014(税率1.4%)=134,400円
年間合計155,400円の固定資産税となる計算です。

ただ!!建物の軽減措置がありまして
新築建物は床面積120㎡までの部分に対して3年間は半分にしてもらえます。
3階建てで構造が準耐火のものは5年間、半分になります。

32坪(105㎡)なら67,200円の軽減が受けられますから
当初3年間は(土地、建物で)88,200円ですね。

もし40坪(132㎡)の大きさの建物は120㎡を超えた12㎡分の軽減がないので・・・・・
え? シュミレーションしてみますか?
建物評価額(同じ比率だと)1200万×0.014(税率1.4%)=168,000円

120㎡分までの軽減の計算は
評価額1,200万円÷床面積132㎡=1㎡辺り91,000円。
91,000円×120㎡×軽減分0.007(1.4%の半分の0.7%)=76,440円の軽減を受けられますから
建物は91,560円
土地は先程と同じなら21,000円。合計すると112,560円ですねー

どうでしょう。参考になりましたか?あくまでも目安ですよ^0^/

※実際は建物の大きさや仕様設備によって、資産税課評価額が違ってきます。
※住宅の軽減措置は、床面積50㎡以上(一戸建以外の貸家住宅にあっては40㎡)~~280㎡以下が該当します。
※店舗、事務所併用の場合は税率や軽減措置は異なります。
※土地は各市町村の路線価格に基づいて算定しております。
詳しくは各市町村役場の税務課へご相談してみて下さい。

それとは別に 都市計画税。

土地30坪、1,500万円で購入、評価額は900万円だったとします。
建物32坪、1,600万円で購入、評価額は960万円の仮定として・・・

土地900万円÷3(軽減措置により1/3)=300万
300万円の0.3%=9,000円

建物960万円の0.3%=28,800円

合計37,800円!!  こんな感じの算定になっています。

そうすると毎月のローン返済とは別に
毎年の固定資産税もちゃんと頭に入れて、計画する事が大事です。
豆知識37での固定資産税例が11万、今の都市計画税が約4万(一般的規模の例)として
年間15万。月にしたら12,500円。

しかも
4年目からは(3階建ては6年目)120㎡分の1/2軽減措置がなくなりますから
年間21万円、月平均17,500円になります。

※都市計画税は市街地開発事業に要する費用の充てるため 課税地域は用途地域によって異なります。

 

 

 

固定資産税とは別に、不動産取得税というものが1度だけ掛かります。県税です。

 

おおよそですが例えば

1階、2階共16坪の総2階建て住宅として「述べ床面積は32坪(105㎡)」

坪単価50万円で建てた場合1,600万円の建築費となりますが
土地と同じように資産税課の弾き出した「評価額」からの計算になりますので
仮に0・6掛けで評価された場合は960万円として計算してみましょう。
960万円×0.03(税率3%)=288,000円なのですが・・・

特例適用(床面積50㎡以上240㎡以下)ならば軽減措置(建物評価額から1,200万円をマイナス)
を受けられますので
960万円の評価額の場合は1,200万円以下なので納めなくて済みますね♪

グレードを良くして坪単価80万×32坪の建物を建てて、0・6を掛け
評価額1,540万円と計算された場合には、1,200万円の控除を受けても
340万円残りますから 税率3%=102,000円が住宅の取得税を納める事になる という事です。

※詳しくはお近くの財務事務所にお問い合わせ下さい。
※税率や特例枠の改正も考えられますので、あくまでも参考程度として下さいね!!  蒔田