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2018年01月12日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-30 ズルしない為に、外部から調査員派遣!

今日は鉄工所で骨組みの製品検査! 原寸検査とも言います。

今までは設計図のみ、紙上の打ち合わせでしたがいよいよ実物が出来たので

鉄骨の長さ・太さ・厚みを計測。

 

 

柱の太さは30cm・ 長さは1階の基礎上から2階の天井上なので全長6.7m。

鉄骨の柱(コラム)には、BCR(ロール成形角形鋼管)とBCP(プレス成形角形鋼管)の二つがあいます。

うちの会社ではBCR(ロール成形角形鋼管)を採用しています。

これは最初は丸い筒状に作った柱を四方からプレスして角型に成形し、シーム部を溶接して造る鋼材。

 

BCP(プレス成形角形鋼管)平たい鉄の板を4回折り曲げて◇に加工。

太い針金なんかでも、曲げたり伸ばしたりクネクネするとポキンッ!って折れるのは曲げて伸びた部分の繊維がひび割れやすいそうですが、実際は高温で柔らかい状態でプレスするので心配はないそうです。

 

 

 

メジャーで長さ測っています。

 

 

もう一つ大事な検査は超音波探傷試験。
溶接部分の内部に 亀裂や空洞がないか? 溶接カ所を調べています。

建築システムと鉄工所の担当者だけで調査したらズルする可能性がゼロじゃ~ないでしょ?

なので外部の調査員に来ていただいて緻密な検査を受けるのです。

 

 

鋼材と溶接部に音波マイクを当てて滑らせると、モニターにグラフが出ます。
亀裂があると下の線がグ~ンっと尖がるように上がります。

 

 

試しに5センチ厚みの鉄板を2枚上下に重ねて
上からマイクを当てると、モニターに「5センチ下に隙間がある」事を表す
尖がった山がすぐ出ました。@o@;/
列車やジェットコースターなどの車輪や軸などもこうやって調べる方法と
簡易的な検査では叩いた打音でも判断するやり方もあるんですって。