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2016年12月11日

境界線いっぱいに建てる事は可能ですか?

まず念頭に置いていただきたい事は、境界線から双方(こちらも、お隣さんも)50センチ以上は
「離して建てなさい」と民法で定められている事です。
建築工事をする上でも外壁を取り付ける為の仮設足場を組むので、これだけ空いていると仕事はやり易いです。

しかし実際は人が通れないくらいいっぱいに建っている所が多いのも事実ですよね?

建築基準法では隣地からの離れに関しては「何センチ空けなさい」という規制が無いからです。
とくに街中ですと道路に面した間口が狭く、建物同士がくっ付いているところも多くみられます。
希望とする間取りを煮詰めていって、どうしても50センチ空けられない場合にはお隣さんとお話合いで決めていただいております。

さて、「いっぱいに建てられるか?」は工法(木造か鉄骨か?)によって変わってきます。
木造でしたらほぼいっぱいに建てる事は可能です。 「建て寄せ」と言いまして先に敷地の中で
1面の壁だけ造り外壁やサッシを取り付け、防水工事も行ってからレッカー車で釣り上げて土台に乗せる工法です。

構造が鉄骨造の場合ですと基礎の形状が外壁よりも外に出る形になりますから20センチくらいは空きます。
仮設足場が組めない場合の外壁取り付けは、内側から相板工法(あいばん)で施工していきます。

どちらにしても換気扇のフードや窓の水切り、雨樋などの飛び出す部材があるので
ある程度の余裕を持って設計してまいります。