2023年11月13日
📝■豆知識-618■ 耐力壁の筋交いの量
■豆知識-618■ 耐力壁の筋交いの量
震度7を超えるような激震に襲われた時
耐震強度が発揮されるのは筋交い。
筋交いが入っていないと
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そもそも窓が多くて壁量が少なかったり
筋交いが入っていない壁の場合
1階から倒壊します。
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耐震強度の高い家造りは、筋交いの入った耐力壁と構造合板の配置が重要です。
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筋交いの役割は
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筋交いの入れ方はクロス状に2本入れる場合と、片方だけ1本入れる筋交いがあります。
もちろんクロス状に2本入れた方が強いのですが
『どうして我が家のココの壁は1本の筋交いなんですか?』ってケースがあります。
それって心配ですよね?
例えば南で窓がたくさんあって、壁の量が極端に少ないのに
北側の窓が無い方向ばかり二方向筋交いで補強してしまうと、そっち側だけがめちゃめちゃ頑丈になりすぎて
地震で揺れた時に
弱い南面の壁に衝撃が集中して崩れます。
地震に強いはずの筋交いですが、入れる位置のバランスが悪いと逆に危険。
筋交いの量や、配置も設計時の構造計算で検証して決めています。