■豆知識-170■ こんなデタラメな……
こんな間取りの家に住む人って本当にいると思いますか?「写真1」
この間取りが倒壊した実験映像
↓
http://www.youtube.com/watch?v=RTvjSf3EzLo
3階建て住宅って……お父さんが四つん這いになっている態勢の、その上に
お母さんも同じく四つん這いで乗っかって~~
尚且つそこへ、中1くらいの子供が上に乗っているのと同じ状態なんです。(3人組み体操状態)
1階のお父さんは「両方のヒジ」を地面にガッチリ着いて耐えれば安定するのに……
今回の間取りは「左手はグー」で、右手なんか「人差し指1本」で耐えようとしてますよね?(笑)
どれだけ筋肉質なお父さんでも……この状態で揺らしたら
ひっくり返る事は素人だって判る事だと思いませんか?
しかも、1・2・3の番号をふった所!
地震の時に外壁と一体となって踏ん張る壁(ブロック塀などで倒れ防止で直角に入れる控え壁的)がたったの3本?
階段の位置が致命傷になっていますね。
この実験はある意味「成功した」と言う事だと思いませんか?
みんなが口にしている「耐震性能」って、地震の時に有効となる壁量が
基準に満たしているか?いないのか?耐震金具を使っているか?
そんな紙の上の計算だけの「安心」は意味が無いんだと……(><)
本当の強さとは、設計者が長年の経験で培ったモノ「数字に表れない、目でも見えないモノ」
例えば設計のバランス感覚や、実際の揺れでは何処に負荷が集中するのか?
その「目に見えない」ものをしっかりと見えている技術者が必要って事になりますね。
「写真2」バランス……赤で書いた壁があったら……
青丸の位置に耐力壁が存在していたら……
P.S 図の……キケ「ソ」ではありません! 「キケン」と読んで下さい(笑)