■豆知識-252■太陽光発電の余剰電力買取制度
昨年11月から施行された『余剰電力買取制度』
(発電した電気を自分の家で使って、残った電気を電力会社が48円/kwで買ってくれる制度)
今まで24円だったものを、約倍の価格にしてソーラーの普及を促進させるものですが、これは10年間の限定です。しかも2011年3月31日までに、電力会社に太陽光の申込みをしたお宅でかつ、2011年6月30日までに連系(電力会社に売電をスタート)する事が条件です。
既存の建物でオール電化リフォームを兼ねて改築する場合なら 時期的には十分間に合いますが
これから土地を探して……建築会社を決めて、間取りを考えるとなると結構ギリギリです。
年明け早々には着工するくらいの計画でいないとですね。
これって(10年間倍で買ってくれるって)一体どれくらいの差なのか?
気になるところですよね?
例えば、今までの年間の光熱費(電気、ガス、灯油など)が22万円(平均18000円/月)のお宅が太陽光発電に切り替えたとして(4Kw 費用約240万 家族4人)電気代9万円(月平均8000円位)売電金額(24円/kw)だと7万円(月平均6000円)
↑
この場合……年間光熱費が差し引き2万円だけの支払いで済みそうです。
年間辺り20万円の光熱費削減となる計算です。
(年間で約20万円相当分、ソーラーの初期投資を回収する場合は→TOTALだと回収目標12年!)
ところが売電価格が24円→48円(10年間)であれば
通常年間売電7万円(月平均6000円)だったものが14万円(月平均12000円)になるので、この10年間で70万円程多く売電(電力会社さんから振り込まれる)価格が増える事になります。
12年くらいで回収する予定のソーラー工事代金が9年(3年縮まる)計算になるという事です。
※あくまでも平均的な計算ですから家族構成、生活習慣、ソーラーのKw数の違いで誤差はありますよ^^/
経済産業省HP→http://www.meti.go.jp/press/20100329001/20100329001.html