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2011年05月02日

■豆知識-304■ 浜岡原発、12mの防潮堤の建設

今回の震災で福島第一原発の建屋が水素爆発、その後の放射線漏れ事故で20キロ圏内は立ち入り禁止区域、20~30キロ圏内は屋内退避指示が出ています。
早く終息して、復興に向けての兆しが掴める事を切に祈っております。

「写真1」は福島原発ではありません。静岡県の浜岡原子力発電所です。
東海地震で同じ被害を受けた場合のシュミレーションをSBSテレビで放送してました。
すごく生々しい(><) 西は袋井から東は焼津まで入ってしまうんですよ(><)

浜岡原発は海抜6mの所に位置してますが、海岸沿いの砂丘(高さ10m)が防潮堤の役目を果たしているので
津波の影響は受ける事は考えられないとして運営してきたそうです。
ところが今回の福島原発の事故をうけて、現況海抜6mの敷地に防潮堤6mの建設(合計12mの高さ)を決めたそうです。
12m……ん~~~、15mとか18にできないのでしょうか?
12mはダメで18mなら大丈夫だ!などの根拠は全然ないですけど……

被害を受けた後の会見で「想定外でした」というのは聞きたくなくて「この程度は想定内で、何ら問題ありませんでした」とドヤ顔の会見を希望しますm(_ _)m

実は、防潮堤の高さ○○mというのはあまり意味を持たないのかもしれません。
津波の破壊力で、一瞬でバラバラになるんだったら高さなんて関係無くなります。
「信じていた強固な防潮堤粉々に 津波防災の岩手・宮古市」産経新聞(2011.3.18 08:52 )
 「守られていると思っていた。でも、油断もあったのか……」。
津波被害の歴史を繰り返してきた岩手県宮古市田老地区。
“万里の長城”の異名を持つ、高さ10メートル、総延長約2800メートルの防潮堤が整備され、住民が絶大な信頼を置いてきたが、津波は粉々に破壊した。
田老で生まれ育った住民は口をそろえる。「堤防(防潮堤)があるから大丈夫だと思った」。
昭和8年の大津波を受けて建設が始まった。東西南北と町を十字形に横切る巨大建造物で、
海外からも視察が訪れるほどの住民自慢の防災設備。このうち、港の中心部から東へ延びる約580メートルは一部の土台や水門を残し、跡形もなくなった。