狭小・注文住宅からローコスト住宅、重量鉄骨3階建て、木造、二世帯住宅の新築も!静岡・沼津・富士・三島・浜松・磐田・掛川の工務店・建築システム

新着情報

  1. トップ
  2. 新着情報
  3. ■豆知識-351■ 旧丸ビル(8階建)を支えた松杭達は……
2012年04月24日

■豆知識-351■ 旧丸ビル(8階建)を支えた松杭達は……

軟弱地盤に杭を打つ場合「コンクリート製」「鋼管杭」「松の丸太杭」など
製品がいろいろありますが、最近は松の杭(環境パイル)をお勧めする機会が増えてきました。
環境に優しい工法だ!という事と費用対効果を総合しての選択です。

もちろん必ず環境パイルという事ではなく、
弱い地盤の深さや、地層がロームか?シルトか?状況に応じて提案するので
コンクリートの杭の時もあれば、表層改良、柱状改良など工法はその都度検討して提案します。

「ところで木の杭って大丈夫?腐らない?」そんな心配の声もあるかと思います。

日本で初めて建てられた高層ビルは、1920年に起工された旧丸ビル。
地盤が軟弱だったので松の丸太(米国北オレゴン産)杭を使用した上に基礎を造り8階建てが建てられました。
関東大震災にも耐え、80年後に解体され、杭も引き抜かれました。(写真2は新丸ビルに展示)

腐食やシロアリ被害は無く、まだヤニも含んだみずみずしい状態のままだったそうです。
(※軟弱地盤=水分が多く含まれている=木杭は腐食しない)

80年間ビルを支えたこの杭はその後、職人さんの手でベンチや積み木などに加工され、大人のお尻を支え、子供の成長の支えにもなっているそうですよ。