2016年12月11日
二世帯住宅だと水道の圧力が弱くなるって本当?
二世帯住宅で、キッチンやお風呂 洗面 トイレが2カ所ずつある家では
同時にたくさん水を使用するので、蛇口からの水量が細くなるケースが起こりやすいです。
実に居1軒で末端の水栓数(水の配管本数)が20を超えている家があります。
キッチン2 浄水器2 食器洗い乾燥機2 浴室湯船2 シャワー2 洗濯機2
洗面2 トイレ3 給湯機2 バルコニーに1 外の洗車用1 合計21カ所とか!
これだけあると、朝夕水を使う時間帯は危機的状況間違いなし(><)
あと、3階にトイレや洗面所があると、水圧の関係で特に少なくなる傾向があります。
対策としては、着工前 間取りが決まった時点で、市の水道部と打ち合わせをして
道路下の本管からの引き込み管を太くする方法があります。(写真1は直径13ミリを20ミリに引込み直した例)、
しかし道路の下を走っている水道本管自体が細のが原因で 水圧が弱い事もあります。
(今現在、単世帯なのに お風呂を入れてるだけで キッチンやトイレの水が細くなるなど)
このケースでは、敷地への引き込み管を太くしても改善されないパターン@o@;/
その場合の対策としては・・・
受水槽に水を溜めてそこからモーターで送る方法(写真2:受水槽 写真3モーター)
これは敷地内にタンクを設置して(500Lまたは1000L)そこから加圧ポンプで水を送ります。
新築工事の場合は、計画の段階で蛇口の数や 道路下の本管の太さ、水圧と照らし合わせて
水道部と協議して供給方法を決めていきます。