2016年10月13日
沼津市大手町 Y様邸4階建て住宅 新築現場ー60 ボルトは上と下に1本ずつ??
外壁受けのアングル溶接。
各階の外壁の荷重は それぞれの階の鉄骨梁で支える工法。
4階の外壁→3階外壁→2階→1階へと荷重がダイレクトに重みが伝達されると
地震が来た時 全て1階で衝撃を受け止める事になってしまいます。
勿論亀裂や変形、最悪の場合は落下してしまいますから今の施工マニュアルではスライド工法!
各階のアングルに滑り込ませ、上と下それぞれ1本ずつアンカーボルトで取り付けます。
「写真3」コンクリートの外壁・・・合計2本だけで固定?ヤバくない?@o@;/
と思うかもしれませんが、大丈夫。荷重はアングルが受け止めてくれてます。
問題は揺れた時に全てのパネルに遊びがある事。(遊び:地震の揺れに追従する動きを持たせる)
その通りです! 上2本ー下2本ボルトで留めたら完全固定でスライドできない!
上下1本ずつなら大型地震で鉄骨に歪(ひずみ)が生じても 全てのパネルがスライドします。
これはビル工法で採用されている施工方法です。
2016/10/13 makita