2016年05月24日
葵区住吉町 F様邸新築現場 ー23 地中梁でガッチリガード。
【地中海】ではありません! 【地中梁】です。
一般的な住宅では【梁:はり】は 垂直に建っている柱と柱の頂点を結び支えとなる
水平方向に配置する部材 の事なのですが、
基礎の中にも梁と呼ばれる部分があります。
これは地上の梁とは少し違う仕事をしてくれます。
ベタ基礎はコンクリートですから、相当な荷重にも耐えられる設計ですが
大きな地震の揺れや、地盤が軟弱で不安定だと割れたり沈む可能性もゼロではありません。
ベタ基礎はコンクリートですから、相当な荷重にも耐えられる設計ですが
大きな地震の揺れや、地盤が軟弱で不安定だと割れたり沈む可能性もゼロではありません。
ですから、ベタ基礎の更に下の部分に太い鉄筋でBOX状に箱を作り
その中にも一体型でコンクリを流し込みます。
例えるなら、湖の表面に氷が張って その上を歩くとします。
厚い氷とはいえ、歩く時に いつ体重で割れて落ちるか?心配ですね。
その氷の下、ちょうど歩く部分にバランス良く太い角材が一緒に凍ってくれてたら
かなり頑丈。氷がたわむ(湾曲して割れる)心配がなくなりますね。
それと同じ役割を果たすのが地中梁。
2階と3階の重さが1階の壁(足が乗るカ所)に集中しますが
そこにバランス良く地中梁を入れれば 歪(ひずみ)は起こりません。