住宅の仕事に携わって・・・思うことー115 15㎡の部屋ってなん帖の事?
15年前に建てたお家から
「エアコンが壊れたので新しくしたい!」の連絡がありました。
当時の設計図に【15㎡】と記載されている部屋・・・これって、何帖の事?
という話になりました。 契約書の図面には記載があったのですが
『建築確認申請書』をご覧になったのですね。そこには書いてありません。
お役所へ提出する書類に『帖』とか『坪』とかの単位は一切使いません。
もちろん土地・建物の権利書をみても『m:メートル』と『㎡:平方メートル』のみ。
現在の日本では尺貫法は既に死語? すべてメートル法。
とは言うものの、エアコンのカタログには『8畳用』とか『12畳タイプ』って表示されてるのも事実。
土地の広さに関しても50坪とか 家は30坪って単位、普通に会話してますよね~。
うちの女性スタッフから
「15㎡の部屋の場合、何帖用のエアコンを付ければ良いのか?」との質問あり。
その質問、変ですよね? 質問するなら15㎡を『帖数』に変換する方法を聞いて欲しかったです。
↑
公式書きました。
15㎡に0.3025を掛けて まずは坪数の計算をします=4.53坪
1坪と言うのは1.82m×1.82m。ちょうど畳を2枚で正方形を作った広さ。
と、いう事は4.5坪なら×2がその部屋の帖数となり答えは9帖。
9帖の場合8帖用エアコンにするか? 10帖用エアコンにするか? って野暮な質問はやめて下さい。
寒がり、暑がりの人なら10帖とは言わず14帖タイプ付けたっていいし
ほとんど使わない部屋なら小さめの6帖用エアコンをつけるのも自由。
記載はあくまでもオススメというか標準的機種の能力なのです(笑)
営業アシスタントの村田がっ! 何で15㎡に【0.3025】を掛けたのか・・・?知りたいと言う@@;/
その情報・・・大事? 教えて欲しい訳? じゃっ、教えます。
日本が尺貫法からメートル法に移行時、度量衡(どりょうこう)で統一を図ったのですが
当時の1尺=10/33m(1mの33分の10を1尺とする)と決まりました。
6尺(1間:約畳の長さ)60/33m
という事は1坪は約畳の長さ1.81818mの二乗なので60/33×60/33を計算すると1㎡に換算できるのです。
3600/1089㎡=400/121。
400÷121ですと3.30578512・・・と割れないので 逆数を使って
121÷400=【0.3025】
これで㎡数から坪数に変換でき、その2倍が帖数となるのです。
例えば買う土地の幅が6mで奥行14.5mだとしたら87㎡。
これに×0.3025するとこの土地が26.3坪という事になります。
この土地に畳を敷きならべたら2倍の52枚の畳が敷けますね。 私の自宅の土地です。 蒔田