2019年07月31日
🏠長泉町下土狩 H様邸 新築現場-10 手抜き? それとも丁寧な仕事?
立ち上がりの布基礎部分のコンクリート打設完了。
今まで雨が多かったですが、梅雨明けして気温も高くなり
コンクリートの固まりが早くなる時期になりました。
コンクリートの強度というのは 中に含まれているセメントが水と交わり
化学反応を起して硬化します。
化学反応を起して硬化します。
だいたい3~4週間かけてゆっくり硬さが増していくのですが、
この化学反応の時には熱が発生して 内部の水分が蒸発する速度が速いのです。
気温が高すぎると乾燥が早まり、ひび割れを起す事例もあります。
夏の急激な乾燥&収縮を防ぐために 敢えてホースで水を掛けて
ひび割れ防止することもあるぐらいなので、多少の雨はちょっと嬉しいのです。
ベタ基礎が完成した時点で、次に砕石で埋め戻し。
基礎の周りだけでなく、
建物のこの部分にも大量の石を敷き詰めます。
↓
玄関ホールと、玄関外のアプローチ。
↓
先日せっかく基礎のコンクリートを流し込んだんだから
その時に一緒に玄関の厚みも流せば良かったと思いませんか?
こんな二度手間な事しなくても・・・
って思うでしょ?
コンクリの量を減らして安上がりにしたいのか? 違う違う
安くならない! 高く付く。
わざわざトラックで石を買って来て重機で流し込んで
ガッシリと締まるように付き固めで 手間とお金を掛ける理由があるんです。
建物全体の荷重。基礎の底板は厚さ約20cm程の均等なベタ基礎ですが
玄関先だけコンクリを50~60cmの厚さにすると
建物の重さのバランスが悪くなります。
もちろん地盤に掛る負荷もばらつきがでるので、そこは二度手間ですが
この上にコンクリを10cmだけ流し込んで軽量化させます。
蒔田
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