藤枝市岡部町 O様工場の倉庫新築工事-22 構造力学に基づいて設計しています^o^;v
柱が建ったところで、次は外壁の施工です。
一般住宅の場合は外壁は『貼る』ですが、軽量プレハブ建築では・・・『差し込む』が適切な表現かも。
建てた柱の断面の形状が【H】の形しています。
そこにパネルを差し込む要領で積み重ねていく施工方法です。
1つのスパンに4枚セット挿入することで外壁が仕上がっていきます。所々に【✖】型に鋼材を組んであるの分かりますか?
これは『ブレース』と呼びます。 木造でよく見る『筋交い』という補強材と同じ役割。
もともと柱は地震の時左右に歪もうとする力が加わりますがブレースを入れる事で暴れたがる柱の頭を固定する働きをします。
次に荷物の出し入れ用の大型開口部。トラックやリフトが通るので外壁はありません(シャッター設置)
この開口の上部にトラス梁を設置して強度を安定させるのですが・・・ これ、勿論弱いとダメですが 強くてもOUT! @o@;/
建物って強いに越したことないと思いがちですが、この梁の強度が極端に強いと 台風や地震など外部からの応力を受けた時に
トラスが周りの外壁を割ったり、柱を圧力で曲げる悪影響を及ぼす凶器になるからです。
トラス梁の大きさや使う鋼材の太さは全体のバランス重視で構造計算によって決められます。
私が工業高校の建築科時代、こういうの勉強しました。
トラス梁は台風や地震、あと屋根の荷重を受け止める大事な部材なのでそれぞれの縦材に何Kn(キロニュートン)の圧が掛かって それがどう伝達されるか? 試験に出ましたよー@o@;/
鋼材ごと何Kn(キロニュートン)の圧縮または引っ張りの力が加わるか?とか
各節点における力のバランス条件から部材の軸力Fを算出するのに自由節点×2元の連立1次方程式とか・・・ 意味不明ですよね@o@;/
毎回赤点で追試でしたが、全く同んなじ問題出してくれたのに解けない。最追試の時は見かねた先生が教科書開いて公式見ながら解いても良いから!って・・・
ラストチャンスくれたにも関わらず・・・期待に添えなかった気がする。。。ε=( ̄。 ̄;A
ちなみに今回の計算は専門の構造計算専門の設計事務所の先生がやってくれてますから心配ありませんよ♪
気を取り直して・・・・ 明日は屋根の工事に取り掛かります♪ 蒔田
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