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工事中物件 258 静岡市駿河区国吉田I様・鉄骨2階

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2017年12月21日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-25 コンクリートを試験する

ミキサー車が次々と搬入されています。

ポンプ車を使って基礎のコンクリを流し込む作業が始まります。

4㎥(立法メートル)積んだミキサー6台分。

24㎥使います。凄いコンクリの量です。

 

 

敷地に対して、奥の方から徐々に道路側に向かって打設していきます。

 

今日流し込むコンクリートのスランプ試験。

プロ野球選手がヒット打てなくなった時の【スランプ】と関係あるのか?

多少あります。【落ち込む】って意味では同じですから(笑)

 

計測方法。

子供の頃、砂場でプッチンプリンの容器に砂をつめてプリンの型を作って遊びました?
あれを思い出して下さい!!
高さが30cm。上の直径が10cm、下の直径は20cmの大型プリン型のコーンに生コンを詰めて
コーンを引き抜いた時に、最初の高さ(30cm)からどのくらい下がる(スランプする)か?
を調べる試験で、スランプが大きい程 柔らかいコンクリートという事になります。

これは、季節やその日の気温、湿度によって水分量を調整して出荷します。
工場から現場までの距離なんかも加味されているそうです!
今日のように寒い日だと、水分少な目で練るので17~18が理想。

結果は【18】でした。
夏場は乾燥が早いので水は多く含まれているのでスランプ20~22程度です。

 

次は空気量のテスト。

 

 

エアメーターという装置でコンクリの内部にある空気の比率を調査します。

規定では3.5%~5.5%が基準なので ど真ん中の【4.5%】がベストなんだと思います。

①下部のバケツ部分にスランプ試験同様にコンクリートを三層・各層25回突きにて充填し上部面を綺麗にすり切ります

②上部メーターをセッティングしてメーター下にある取っ手を上下にピストンさせて加圧していきます。

③目一杯加圧し左のつまみでメーターを0ポイントに設定します。

④真ん中のバルブを開放すると空気量を測定します。

結果は【4.3%】合格です♪

塩化物含有量測定。カンタブ試験とも言います。

今バケツに入れたコンクリに記録紙を3枚差し込みます。
これでコンクリに含まれている塩分濃度が分ります。

違法に海に近い砂を使うと鉄筋を腐食させてしまうので大事な試験。

基準値は0.3Kg/㎥以下である事。

3枚の試験紙の平均で調べたら0.04Kg/㎥なのでクリアです。

妊娠検査紙と同じ理屈なのだろうか? 私は男なので使った事ないですけど。

今日使うコンクリート、いろいろな試験を行いましたが

全て現場責任者の鈴木が立ち会っています!

と言うアピールの写真です。

いろいろな道具や測定器に埋もれながらも、いい仕事している顔・・・

 

実は今日説明してない、もう一つの試験があります。

筒の中にコンクリを詰めました。このサンプリングの事をテストピースと呼びます。
施工日から7日後と28日後に、それぞれ3本ずつ圧縮してどの程度の強度があるかを試験します。
28日後に圧縮試験機にかけた破壊点が、当初の設計強度以上であれば合格です♪

2017年12月20日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-24 鉄筋組と型枠工事

独立基礎の鉄筋、自主検査。

社内で鉄筋の太さ、本数、間隔を設計図と見比べてチェックします。

また、基礎全体の大きさ(出来形:できがた)も幅・奥行・高さも確認。

鉄筋が余っていたのでサービスでたくさん入れたり、

太さ13mmの所を 強くするために22mm使ったりするのは・・・ 絶対ダメ!

それぞれ【主筋】【腹筋】【あばら筋】【帯筋】太さも幅も使い方も違うので

映画で言ったら出演者20人全員が 主役になりきって演技て目立ち過ぎたらひっちゃかめっちゃかになります。

建物の荷重がかかるそれぞれの部位に配列良く組み上げます。

コンクリートの流れ込むスペースを確保するのも強さの秘訣。

午後から受けるJIO(日本住宅保証検査機構)さんの検査があります。

最後の微調整。。。 間に合うかな?

 

間に合いました♪ 一発合格。

とにかく基礎は出来上がってしまったら、土で埋めて見えなくなってしまうので

この段階で細かい部分のアップ写真を撮って残すことが信頼に繋がります。

 

鉄のプレートがある部分に柱が建ちます。

次の柱までは、地中梁で連結。

普通【梁:はり】は柱の一番上同士を繋ぐ材料の事を言いますが

基礎にも【梁】はあるのです。 地面の中で隠れるので【地中梁】と地味な名前なのです。

 

型枠工事。

コンクリートを流し込むにあたり、木枠を組んで外周の形作りに必要な作業。

板の大きさが全て規格寸法で納まることはないので、カットしながら組み立てます。

この仕事もある意味大工仕事でしょ? なので『型枠大工』って呼ばれてるんです。

ホビーショーやるような大きな会場をでブースごとに仕切る作業や

劇場の背景のセットを組み立てる仕事も得意な人達です。

今度の土日、12月23(土)、24(日)は基礎の構造見学会も予定しています。

ご希望がありましたらご案内いたしますので 事前に時間の予約をお願いいたします。

見学会の→詳細

いよいよコンクリートを流し込みます。

2017年12月14日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-23 垂直の精度にこだわる!

今回鉄骨の柱は4本で建築します。

その位置に柱脚ベースのアンカーのをセット。

写真で見ると鉄板のカバーが被せてある部分になります。

 

 

ベースパックと言って柱の根元を固定する金物。

 

柱の根元が傾いていたらどうなると思います?

基礎の部分でもしも5ミリの狂いがあれば、家の一番上では10cm以上も斜めっしまう事になります@o@;/

誤差を極限まで0にするために下げ振り(垂直を見る道具)を3個同時に吊るして

検査しています。➡  下げ振り

 

この鉄板の位置に柱が建ちます。

プレートはアンカーがブレない為の養生なので、鉄骨が建つ日に撤去。

2017年12月14日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-22 柱脚ベースプレートセット

捨てコンクリートに墨出し。

基礎の大きさや、柱の中心に正確な線を引く事です。

 

 

次に杭の頭に鉄筋を溶接します。

これから作る基礎は建物の重さを支えるので、その基礎本体が

しっかり杭に荷重を委ねるためには、杭に溶接した鉄筋と基礎がしっかり絡み合わせる事が大事です。

 

 

溶接完了。ここに基礎本体の鉄筋を組み上げます。

 

次に鉄筋の親分的な存在の太いアンカーが出現。

柱脚ベースと言いまして、鉄骨の柱をボルトで締め付ける骨格となります。

傾きが出ないように水平器を使いながらセットしていきます。

位置が確定したら、架台のアングルを固定。

2017年12月11日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-21 コンクリートの流し込み

杭の頭が4本見えています。

ここに正方形の基礎を造って、鉄骨の柱を建てるのですが 木造とは基礎の造り方が全然違います。

木造はベタ基礎といって、建物の建つ位置全てを掘ってコンクリートをベタ~っと

流し込んで造りますが、鉄骨の場合は独立基礎になります。

柱の真下に強烈な荷重が掛るので、そこを集中的に頑固な基礎を造るのです。

 

この写真はアップ過ぎてドコ部分の何なのか? 分からないですねー

ココの写真でした。

コンクリートミキサー車から、中身をポンプ車に入れ替えている作業。

ポンプ車はコンクリを流し込む所に ホースで圧送してピンポイントに送り込みます。

綺麗に完成♪

ところが、これはまだ基礎ではありません。

建物を支える基礎は、杭の上にこれから造るので まだ準備段階。

鉄筋を組む上で、土の上では高さや水平制度が狂うので 墨出しの線が引ける様に舗装したのです。

職人さん達は『捨てコン』とも呼んでます。

独立基礎同士を繋ぐ基礎も造ります。

これを地中梁と言いますが、大きな地震で柱や外壁が揺れた時に、地面の中で基礎がバラバラだと建物がねじれる様に変形してしまう。

それを防ぐ為には 柱の下にある独立基礎を繋げて一体化させる工事が必要です。

2017年12月11日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-20 基礎工事の掘削スタート

本格的に基礎工事が始まります。

今日は鉄骨の柱が建つ部分の真下に作る『独立基礎』の制作にあたり掘削。

 

 

かなりの残土が出ますので、ダンプに積み込んで処理場に運搬していきます。

 

深さ1.5m程まで掘り下げると、先日打ち込んだ鋼管杭の頭が出てきました。

この上に鉄筋を組んでいきます。

砕石工事。

基礎の底面部分は土ではなく砕石を敷き詰めて転圧していきます。

2017年12月11日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-19 敷地の四方に『さば土』埋設

今日はI様御家族の御要望で『さば土』を埋設します。

花崗岩が風化してできる土で学校グラウンド用、芝生の目土などに使われます。

真砂土(まさど)とも呼ばれていて水捌けが良く庭にも適しています。

 

愛知県新城産のさば土を4トンダンプで2台搬入しました。

 

敷地の四方をショベルカーで縦横1m程の穴を掘って、そこに埋設。

 

ある程度入ったところで押し固めながら納めていきます。

 

四方に埋設完了しました。

土地の角を、さば土で固める事でこの土地の神様に新しい建物を建てる御報告と

水捌けを促進させ建物を末永く守っていただく作業です。

これでいよいよ、基礎の鉄筋を組む作業に取り掛かります。

2017年12月06日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-18 鋼管スクリューパイル、14本打ち込み完了♪

写真見ると、作業員の方が杭を持っているように見えますが、違います。

そんな怪力の人はいません!

吊し上げた時の反動で、重機に激突して破損しない様に 振れを抑える程度に・・・ しがみついているだけです。

 

 

杭の位置、最終確認。

基礎の施工図と狂いがないようにチェックしてから施工します。

杭の先端に歯が付いているので、ドリルの様に回しながら捻じ込むのですが、

ガリガリという地響きのような音と震動が足に伝わってきます。

 

オーガの杭打機で鋼管を回転させながら 下向きに圧を掛けていきます。

 

 

鈴木部長!

打設完了の【了】が【3】になっています。。。

 

 

杭の施工後は、ショベルカーで掘削して頭を出します。

そもそも杭は当初の予定より 30~70センチ程長い製品を用意して施工しましたから

基礎を造る高さの所で、バーナーで焼き切って切断します。

短過ぎて硬い地層まで届かないよりも、長い物を打ち込んで切る方が遥かに効率的で安心です。

 

 

切断完了! これから杭にフタをします。

2017年12月06日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-17 サンダーバード世代だったとは・・・@o@;/

現場監督から『今から杭打ちです』とスタッフ共通のLINEグループに写真届く。

それを見たウチの経理の女性(名前は伏せておきます)が……

「これって~~」

 

「サンダーバードで出て来たドリルの兵器みたい!@o@;/」と言うではないか!!

えっ? 五十嵐さんってサンダーバード世代なん?@o@;/    むしろそっちの方が驚き。

ごめんなさい。名前書いちゃってるし=== m(_ _;)m

 

 

鋼管スクリューパイルの打ち込みが始まります。

長さは4.3mを6本と 4.7mが8本の、合計14施工の予定♪

なのにっ! 実際は全部5mの杭が搬入されているんです。 間違えちゃったのだろうか?@o@;/

 

わざと長い杭を運び込んでいます。 設計上の構造計算では4.3~4.7mですが

実際に現場で施工してみて 軟弱地盤が予定よりも深くて長さが足りなかったら大事件!

そうならないように眺めの杭を用意して硬い支持地盤に確実に打ち込む作戦!

サンダーバードのジェットモグラ作戦とでも名付けましょうか?(笑)

 

 

まずはワイヤーを使ってオーガで持ち上げて建てます。

 

 

スクリューを下に向けてセットしたら、回転を与えて地中に捻じ込んでいきます。

先行の下穴などは一切空けずに、一発勝負!

2017年12月04日

駿河区国吉田 Ⅰ様邸 新築現場-16 メダルじゃない? だったら円盤?

今日、杭工事が始まると聞いていたので……

カメラの充電満タンにして意気込んで向かったのですが、現場はシーンと静まり返ている。

黒い棒状の物が置いてあるだけでした。。。

 

 

私の心、ドンヨリですが 空も同じくドンヨリで 富士山も霞んでいます(笑)

 

えっ? 今日は鋼管スクリューパイルの搬入だけ?

施行は明日、明後日の予定になん?@o@;/

 

ホワイトボードには 杭工事4・5・6日と書いてあったので

それを早合点した私が悪い訳で、確かに「今日、打ち込み作業する」とは誰も言ってなかった。

 

太くて、肉厚な鉄骨パイル 全部で14本搬入されています。

長さは4.3mが6本。 4.7mが8本。

これは独立基礎の底盤の深さで微妙に長さを調整して製作してあります。

ただの円柱の管だと地中深くまでスムーズに入らないでの、先端に円状のスクリューが溶接されてます。

途中に切れ目と段差を付けてあるので、これを回すと地面を噛み砕いて入り込む仕組み。

 

近くに14個。 東京オリンピックのメダル?

 

に、しては大き過ぎです。 手のひらより大きい@o@;/

 

持ち上げようとしたらメチャメチャ重い。片手じゃ~ 手首折れそう……

陸上競技の円盤投げで投げるヤツだろうか?

 

これは鋼管杭のフタでした。 杭の打ち込みが終了したら その上に基礎を造りますが 湿気や水が管の中に入らない様に これを被せて溶接します。

その後、このフタに基礎の鉄筋を絡ませて溶接固定もできるのです。